テラーノベル
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「お前はこの国から追放だ」
父上からの突然の発言に僕は戸惑った。
僕の名前はベルーカス・アルウィン。ベルーカス家の長男だ。
ベルーカス家はこの国の国王の血を引き継ぐ家系だ。
この世界では15歳になると教会で「特能(以降スキル)」が与えられる。
そして、僕の番になりスキルを授かると「これは…テイムというスキルですな。」
神官のおじさんが言った。テイムはそれほど珍しいものではないが便利ではある。
それを聞いた父上は「おい!アルウィン!テイムなどという庶民でも扱えるようなスキルを何故手に入れた!この役立たずめ!」
と言った。父上の言葉に神官は「そんなに怒らないでください。テイムだって立派な…」
神官の言葉を遮るように父上は「もう良い。お前はこの国から追放だ」と言われた。
そして今、この国から出た。ある程度の食料と調理器具、武器は兵士の人からもらった。
僕はこれからどう生きていけば良いのだろうか…
「とりあえずこの近くにある村を目指そう!」
僕はそう決断し歩き始めた…
コメント
1件
はじめての投稿なのでミスってても大目に見てください💦