『ポニーテール』
注意書きは第一話をご覧下さい。
・今回青くんクズです。
水side
今日は桃ハウスで遊ぶ日。
ぴーんぽーん
桃「はーい」
水「やっほー!桃ちゃん! 」
桃「えっ水?!髪切ったの?!」
水「そう!バッサリ切ってみたの!どうかな?✨」
そう、この度僕髪の毛をバッサリ切って短髪にしました!!
いや〜長髪もいいんだけど、夏は暖かくなるから首が熱くなるんだよね。
縛るのはめんどくさいし((
桃「めっちゃ似合ってるよ!!とりあえず中入って!」
水「おじゃましまーす!♪」
他の皆はどんな反応をしてくれるかな♪
桃「みんなー!水来たよー!」
紫「おっ、やっほー水ちゃん!……ってええ?!髪切ったん?!」
水「そう!どうかな!?」
紫「ええやん!めっちゃ似合っとるで!」
赤「スッキリしてていい感じじゃん!」
黄「ショートも似合っとるな!」
水「えへへっ♪」
みんないい反応をしてくれてる!よかった〜!
青「…」
と思ったけど、青くんがなんも言ってくれない!
え?貴方彼氏だよね??彼女が髪切ったことに対してノーコメントってある??
水「青くんはどう思う?!」
青「あー…うん、似合っとるでー」
なにその棒読み?!そんなに僕のショート気に入らなかった?!
桃「ちょっと青!なんか言ってあげなさいよ!」
青「え、言ったやん似合っとるって」
紫「棒読み過ぎやろ!!」
赤「水っちのショートいいじゃん」
水「だっ、大丈夫だよ!きっと照れてるだけだから!」
黄「水が言うなら…」
そうだよ、青くんはツンデレだ。照れてるに違いない。
でも、今日はいつにも増してテンションが低いな…?
ガチャ
水「たっだいまー♪」
よしっ!今日はぱぱっとご飯を作ってゆっくりお風呂にでも入ろうかな!♪
ピロンッ♪
水「ん?」
LI〇E。青くんからだ!✨
青《今から会えへん?》
そりゃ会えますとも!!
水《会えるよ!どこ集合?》
青《公園で》
そうと決まればさっそく行かなくっちゃ!
公園にて
水「…あっ、青くん!ごめん待たせちゃって!!」
青「いや、大丈夫」
やっぱり元気ないな。
水「それで話って?」
青「なぁ水、俺と別れてくれへん?」
水「…え?」
なんで急に…
水「どうして?」
青「だって水、もう当分ポニーテール出来ひんやろ?」
水「…は?」
意味がわからない。
青「俺、ポニーテールの女子が好きなんよね。水ともポニーテール目当てで付き合っとったし」
青「でも出来ひんやろ?せやから別れようや」
この人はなにを言ってるの?つまり私が好きじゃなくて、私のポニーテールが好きってこと?もう出来ないから別れろと?
水「…最低、いいよ別れよう、さようなら」
本気で好きになった自分がバカみたいだ。
次の日
ピロンッ♪
水「桃ちゃんから…?」
水「!」
水 ダッ
急に来た桃ちゃんからのメッセージに驚きが隠せなかった。
ぴーんぽーん
桃「あっ水!!」
水「はぁはぁ、桃ちゃん!あのメッセージどういうこと?」
桃「わからないの、とりあえずみんな居るから入って?」
紫「…水ちゃん、青ちゃん知らないん?」
水「…心当たりならあるよ」
そう、桃ちゃんからのメッセージは『青くんと連絡が取れないことについて』だった。
桃ちゃんいわく、用事があって青くんに連絡しようとしたところ、一向に繋がらなかったらしい。
他のみんなもそうだ。
赤「心当たりって?」
水「僕ね昨日青くんと別れたんだ」
桃紫赤黄「?!」
黄「なんでや…?!あんなに仲良かったんに…」
水「実はね__」
僕は昨日会ったことを皆に話した。
桃「…なんだよそれ」
赤「青がそんなやつだとは思わなかった」
紫「最低やな、水ちゃんのこと悲しませやがって」
水「僕が悪いの…髪なんて切ったから…」
黄「水は悪くないで」
水「ごめんなさいっ…ポロポロ」
僕のせいでみんなと青くんの関係性を断ち切ってしまった。
桃「泣かないで、俺たちは水の味方だよ」
紫「青ちゃんなんて忘れようや!」
赤「水っちが悪いところなんて一つもないよ!」
黄「そんな気持ちで付き合った青が悪い」
水「みんな…ありがとうっ…ポロポロ」
1ヶ月後
水「〜〜♪」
1人で出かけるの久しぶりだな〜♪
水「…ん?あれは…」
青「ーーーー?」
女「ーーー!!」
水「!」
嘘…青くんだ…。知らない女の人と一緒にいる。
水「…新しい彼女かな」
髪の毛が長くてポニーテールの女の子。
水 タッ
僕はバレないうちにその場を去った。
あなたの事なんか忘れるくらい素敵な人に出会ってやるんだから!!
コメント
2件
めっちゃ好きです!ww
神だ…_:( _ ́ཫ`):_b