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一部×乾
「表向きの人生は」
これは、まだ、俺がメインメンバーだった時の話
誰にも見つけられたくはなく、かと言って、隠れているのも嫌だ
そんな矛盾が積み重なり、そろそろ、怖くなってきた
表向きの人生は、辛い
今は裏方に回っているが、この矛盾は、今現在も続いている
乾「あ、はっ…はッ……」
急に、喉が苦しくなった気がする
いや、喉と言うか、肺が苦しい
ぐっと押されて、息はできているのに、苦しい
大丈夫、酸素回ってるから、大丈夫っ…!!!
そうわかっているのに、苦しくて、酸素が回ってないんじゃないかと思う
現在、オフィスに居るのは、俺含め5人だけ
しかも、他の4人は俺から大分席が離れている
こんな所で息が止まったって、音で気付く人は居ないだろう
乾「はぁッ…はっ……!!!!」
「……っくッ…!!!!…はッ…!!!!」
何故だろう
苦しい
誰も、俺を見ていない
俺の変化になんか、気付いてくれないっ……
動こうにも、今、目の前には締め切りが迫ってきている
このままじゃ、死ぬっ……?
嫌だっ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だっ…!!!!!!
俺、まだ、こんな所でっ……!!!!!
乾「ガホッ……!!!!」
突然、俺の体から、知らない音が出る
今まで、聞いた事のない、変な咳
死にたくない、そう思えば思うほど、肺が苦しくなり、焦ってくる
息が上手くできている自信がなくて、呼吸は浅くなり、涙が出てきそう
少し、目の前がぼやけてきた
きっと、意識が呼吸に集中しているからだろうと、わかっているのに、焦りでまともな事を考えられなくなる
乾「い”ッ…っ…ざっ、ぁッ……!!!(泣)
「はッ…はぁッ…!!!(泣)
何故かはわからないが、自分の心臓の位置にある服を掴み、伊沢さんの名を呼んだ
誰にも聞こえないような、微かな声で、必死に助けを求めた
いつの間にか俺は席から立っており、服を掴んだまま、もう片方の腕をデスクに置き、前傾姿勢のようなものを取った
涙で余計に前が見えなくなり、余計に苦しくなって来た気がする
ガタンッ
ふP「乾?」
タッタッタッタッ…!!!
乾「あッ、はッ……、いっ”、……ぁ”ッ……!!!(泣)
ふP「乾?!?!?!」
上手く状況が理解できていない頭で、ふくらさんが近くに居る事を認識する
それでも、俺の口から出た言葉は伊沢さんを呼ぶ声
ふP「伊沢っ、伊沢?!?!?!?!」
ふくらさんが大きな声で伊沢さんを呼ぶ
その間に、俺の背中をさすっている
きっと、気分を落ち着かせる為だろう
ふP「伊沢!!!!!!」
ふくらさんが、今までに聞いた事のないような大声を出す
その声は切羽が詰まっていた
怒り、焦り、不安…様々な感情が混じっていた
ふP「……っもう誰でもいいから!!!!!」
「救急車かなんか呼んで!!!!!」
「乾死ぬんだよ!!!!!!」
その声でハッとしたのか、おそらく伊沢さんの声で「はぁッ?!?!?!」と、聞こえてきた
急に足音が慌ただしくなるオフィス
3人しか動いてないって言うのに、うるさい
乾「ごっ、……めッ…、…っはッ…(泣)
「つら、っ……はぁッ、くっ…て、っぇ……(泣)
ふP「大丈夫、大丈夫だから、落ち着いて」
「誰も乾は傷付けない、みんな乾を必要としている、乾は愛されてる」
「ほら、みんな、乾の事が大好きだって、よく言ってるでしょ?」
「大丈夫、大丈夫だから…ね…?」
まだ、ふくらさんは俺の背中をさすってくれてる
優しい、いつもに近い声で、俺を安心させてくれる
乾「ふぅッ……はぁッ…、ふぅッ、はぁッ…!!!!(泣)
ふP「大丈夫、ゆっくりでいいよ、大丈夫ッ……」
“大丈夫”だと言うふくらさんの声は、少し不安気味に感じた
やっぱり、ふくらさんも怖いんだろう
乾「はッ…はぁッ……ふぅッ…(泣)
「だ…、…じょぶっ…いきっ、……いき、…っしてるっ…!!!(泣)
ふP「そう、大丈夫、大丈夫、できてるよ」
「乾、今息してるよ、大丈夫…」
須「水要るか…?!?!」
ふP「頂戴」
スッ…
コトッ…
カチッ…
ふP「…乾、飲める?」
乾「んっ…、…ぅッ……(泣) コクッ…
ふP「はい、もう蓋は空いてるから」
ギュッ……!!!!!
ゴクッ……ゴクッ…
乾「はぁッ…!!!!(泣)
ふP「大丈夫?」
乾「だい、じょぶっ…、さっき、より、っ…ましッ…(泣)
ふP「よかった…」
「…普段はなるの?」
乾「んっ…うんッ……(泣) コクッ…
ふP「そっか」
「いつも、どうしてたか、言える…?」
乾「…っ…ねッ、…はぐぅッ……!!!(泣)
ふP「っ……!!!」
ギュッ
…ギュッ…!!!!!
乾「んふぅ…はぁッ…はぁッ……っ(泣)
「あったッ、かい、やさしっ…、愛ッ、…(泣)
ふP「………」
乾「ぎゅっ、つよッ、…いざぁッ、さっ…、やさしっ、……ふぅッ…っ…」
「すがい、さっ、…も、やさしっ…、水、のめッ、た、してる、息、してるっ…」
「ふぅ〜ッ……はぁ〜ッ…っ…」
「はぁッ、…はい、うん…大丈夫…」
ふP「……もう大丈夫なの?」
乾「はいっ、大丈夫です…」
「もう、離していいですよっ…笑」
ふP「………」 パッ…
「水、飲んどきな」
乾「はいっ…笑」
ゴクッ…ゴクッ…
ふP「…大丈夫?」
乾「はい、大丈夫ですっ…笑」
ふP「…仕事、終わりにして」
乾「えっ、でもっ……!!!」
ふP「いいの、大丈夫」
「こんな所で、死にたくないでしょ?」
乾「っ…、…はい…」
ふP「じゃあ、終わりにして」
乾「…はい……」
結局の所、動いてくれたのはふくらさんと須貝さんだけ…
他の、伊沢さん、山本さんは、動いてくれなかった
…気がした
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#すれ違い
ruruha
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コメント
10件
めっちゃらぶです

めっちゃ好きぃぃぃ ありがとうございます!! いつも過呼吸になる設定、よきです 番外編とか続き、、、貰えますか? ふたりが動かなかった(気がしてた)理由絶対にありますよねこれ!
リクエスト感謝感謝!! こんな感じでよかったでしょうか…!! 過呼吸はただただ癖なので、させました…