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ゆかボンド
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コメント
6件
全く関係なくてごめんなんだけど、あっすーの声どこ?
ハリセンなだけまだマイルドか(?)
本作品はm/m/m/r様の二次創作となっております。なお、普通に地雷の方は回れ右をおすすめします。主の勝手な妄想なので、気分を害しましたら本当に申し訳ありません。r18入る可能性もありますので、苦手な方は本当に回れ右!!自分のm/m/m/r様を汚されたくない方も回れ右!!それでもよろしい方はどうぞ、お楽しみください。
iemn視点─────────
mmmr。裏社会の中じゃ名前の知れた集団だ。裏社会の反政府組織の中じゃ多分というか絶対一番有名だ。まあ、本物を見た事のあるやつなんてほぼいないわけだが。属しているメンバーは5人。全員個人情報は一切不明。だが分かっていることが一つだけある。それは───全員子供だということだ。
子供なのに、依頼遂行率は100%。裏社会の中では最も信頼され、そして恐れられている集団。一言で言えば化け物だろう。
そして今、一番問題なのが…..
「ようこそmmmrへ!!」
…..俺がその化け物集団に迎え入れられようとしているということだ。
何故こうなったのかは一切覚えていない。ここに来た経緯も、俺自身のこれまでの人生の記憶すらない。そんな状態で今、mmmrの長であろう人にクラッカーを向けられ、笑顔で「ようこそ!」なんて言われている。
「え….えっと….」
「あ、コードネームはiemn、だっけ?大丈夫!私たちも最初そんな感じだったから!」
入口で困惑している俺にどう考えても人間のものとは思えない角が頭から生えている女の子…(とは言っても俺と同じぐらいの年齢に見える)が笑顔で話しかけてくる。
最初から分からないことが多すぎる。何故俺はここに居るのか。そしてコードネーム?…これじゃあ完全に俺がスパイか何かじゃないか。…いや、もしかしたらそうなのか?
「upprnは毎回騒ぎすぎ。うるさいんだけど」
「お〜、新入り?znkpsが入ってきてから実に二年ぶりの新人だね〜」
「えっと、mtwも言ってたけどぽれが一応さっきまで一番遅れて入ってきたメンバーだから、気持ちは分かるよ!」
奥からぞろぞろとケーキやらどう見てもパーティ用にしか見えない帽子をもった人達が歩いてくる。やっぱり人には見えない人も二名程いるけど。
それを見てさらに怖気付いている俺を長の人が見て、
「とりあえず中に入ってください!」
と言って笑顔で手を引いてきた。
俺はされるがまま、「は、はい」なんて言いながら中に引きづられていく。
中に入ってみると普通の家という感じの、生活感溢れるリビングがあった。暖房が効いていて暖かい。さっき出てきた四人は大きめのソファーに座り、こちらに手招きしていた。その目の前にあるテーブルにはホールケーキが一つ、ドンと置いてあり、四人のうち一人は少し面倒くさそうな顔で本日の主役と書かれたタスキを持っていた。
「はい、これ」
「….あ、ありがとうございます」
部屋に入ってきた俺にそのタスキをかけると適当にソファーに戻っていった。後ろの扉がガチャリと閉まり、長の人が入ってくる。
扉が閉まった音に驚いていた俺の肩を持ってソファーの方へ押していく。
ここの光景だけ見たら普通のシェアハウス?をしている学生だ。学生と言っても俺含め全員中学〜高校生ぐらいの見た目な訳だが。
「さて!それじゃあ自己紹介をしましょうか!」
「良いねぇ〜」
「私から名前言いたい!!」
「普通はmmさんからじゃないですか?!」
「それな」
各々感想を述べながら俺の方を見る。ずっと最初からテンションの高い角の生えていた人が、周りのメンバーの方の意見をフル無視して自己紹介を始める。
「コードネームupprn!!バリバリ戦闘派!よろしくね〜!」
ニコッと笑ってこちらに手を差し出してくるので、恐る恐るその手を握り返す。その様子を見て、天使だか悪魔だか分からない人が「うわ〜、ずるーい…mtwも自己紹介したいんだけど〜」なんて言っている。
もう既に名前を言ってしまっているわけだか、まあ本人の口から言いたいのだろう。
「コードネームmtw!!upprnと同じく気に食わないやつはぶっ飛ばす!よろしくねぇ〜」
「え、ちょ、それって間接的に私のこと脳筋って言ってる!?」
「….www仲良いんですね!」
そのやり取りを見て思わず堪えていた笑いが漏れる。失礼なんてもう考えていない。ただただ純粋に笑ってしまった。
「あ!やっと笑いました!」
「これはmtwを褒めてくれてもいいんじゃない?」
「なんでだよ」
空気がいっそう和む。自慢げに胸を張っているmtwさんの頭をupprnさんがどこからか持ってきたハリセンでぶん殴っていた。とんでもない風圧が発生していたきがするが気のせいだろう。
「じゃあ次はぽれが!!
ぽれはコードネームznkps!料理が得意で、基本的にはバックアップをしてる!よろしくお願いします!」
頭に着いていたくまの耳がぴょこぴょこと動く。動物みたいだな(いや、人間も動物だけども)と思う。
この中だとznkpsさんが一番背が小さくて、幼そうだ。見た感じ140cm超えてるか怪しいぐらいだろう。
俺がznkpsさんを見ているとznkpsさんは頬を赤くしながら水玉模様のついた可愛らしいフードを被る。しまった、流石に失礼だったか、と思って謝ろうとするとmtwさんが大丈夫、いつもこんなんだから、と言って止めてくる。
そんなテキトーで良いのかと思ったが、うんうんとupprnさんも頷いているのを見て、そういうものなのかと納得していると唯一まともそうな人が口を開く。
「じゃ、次は私。
コードネームIt。戦闘も補助も出来るから状況によってやってることは変わるかな。よろしくね」
普通に万能な人が来て驚く。いや、失礼だけど。髪を止めていたピンを付け直すと軽く咳払いをしてソファーに座り直す。その様子を見て長であろう人がジト目で見ていた。
「…..長である私が最後ですか?!」
「まー、最後の方がかっこいいんじゃない?」
即答で返すとソファーの背もたれに体重を預けたままテーブルの上のお菓子を頬張るItさん。
一方の最後の方がかっこいいんじゃない?と言われた長であろう人ははぁ、とため息をついてこっちを見る。
「コードネームmmntmr。ここのチーム…mmmrのリーダーです。Itさんと同じくなんでもできます。なにか困ったことがあれば私を頼ってくださいね!」
それを聞いて「いや、私の方が優秀だし」とか言っていたItさんは、さっきupprnさんがmtwさんを殴るのに使っていたハリセンでmmntmrさんに殴り飛ばされていた。
大きすぎる音に思わず口を抑えていると、大丈夫大丈夫、いつもこんな感じだから。とまたもやmtwさんに肩を持たれる。その横でupprnさんとznkpsさんの二人もうんうんと頷いていた。
「さて、それじゃあiemnさんにも自己紹介をしてもらいましょうか!」
Itさんを殴り飛ばしたハリセンをそこら辺に投げ捨てるとznkpsさんがそれをキャッチし、片付けに行った。
…..っていうか、自己紹介…?俺名前も覚えてないんだが…?と思っているとそれが顔に出てしまっていたようだ。
「…..また事前に伝えるの忘れたの?mmさん」
再びピンを止め直しながらItさんが歩いてくる。伝え忘れた…というのは多分名前…というかコードネームだろう。mmntmrさんは「えへへ〜」なんて言いながら頭をかいている。
Itさんが溜息をつきながらこちらを見る。何かと思って心の中で身構えると、まさかの俺の名前を教えてくれた。
「あなたの名前はiemn。まあ本名だと思って使って」
淡々と告げられるが、案外かっこいいなと思ってしまう自分がいた。今まで自分がどんな生活を送ってきたのかは分からなかいが、反政府派の裏社会の組織の中で一番有名で、謎の多いmmmrに何故か昔から憧れていた気がする。
数秒目をぱちぱちと瞬きさせた後、iemnという名前を飲み込む。
「ってわけで、よろしくお願いしますね!iemnさん!」
さっきまで目を逸らしてItさんから逃げようとしていたmmntmrさんが俺に手を差し出して言う。
その手をとれば、その時から俺はこの人達の仲間だ。立派な犯罪者で、常に国から追いかけ回されているような、日々が常に綱渡りな集団。迷う理由なんて無かった。なんでか分からないけれど、その手をとるのに迷いはなかった。
「はい!こちらこそよろしくお願いしますっ!!」
笑顔で、mmntmrさんの手を握り返して、そう答えるのであった。