TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
彼の記憶の欠片

一覧ページ

「彼の記憶の欠片」のメインビジュアル

彼の記憶の欠片

2 - 俺だけを忘れてしまったらしいです

♥

1,683

2024年09月26日

シェアするシェアする
報告する

はい!記念すべき1話です。





どうぞー!




________________

らっだぁが眠ってしまってからもう1年半。医者には「安楽死」を勧められた。俺にそんな事は出来ない。この医者は恐らく俺をただのらっだぁの友達として見てるんだろう。違う、俺はこいつの恋人だ。今は22歳、らっだぁも同い年。

1年前に…結婚の約束をした。そう、らっだぁが交通事故に会った前日に。俺が道路を歩いていたら車に轢かれそうになって、そしたららっだぁが…。俺のせいで夢から覚めない。全部俺のせいだった。

皆には「そんな事ないよ」とか「ぐちつぼが全部ってわけじゃないと思う」とか、綺麗事ばっか。もういっそ突き放して欲しい。俺には…らっだぁしか居ないって思わせて欲しい。そんな事を考えている内に眠ってしまった。何日も寝ていなかったから…。



らだ「う、ん…? 」

ぐち「んぅ?、らっだぁ…?、」

らだ「ぇ…?」

ぐち「ッ!?、いや夢か?、パチいや夢じゃない。起きた…のか?、」

らだ「あぁ〜、、どうも?」

ぐち「!、らっだぁ!おれ、俺ずっと待ってた…ポロポロ」

らだ「えぇっ、と…」

ぐち「看護師さん呼んでくるわ!、グスッ」

らだ「ぁ、は、はい。」


看護師さん呼んできた…



看護師「はい、えっと誰か思い出せない方などはいらっしゃいますか?、誰か居るならまた病院にお越しください。」

らだ「ぁ、あの、」

看護師「どうかなされました?」

らだ「さっきの…お兄さん?が、思い出せません。」

看護師「あー、ぐちつぼ様ですか?」

らだ「は、はい。それ以外はないと思います。」

看護師「分かりました、では、この薬を常備しておいて下さい。悪化しない様にですので飲んでください…ね。」

らだ「?、どうしました?」

看護師「いや、貴方が忘れてしまった方は…とてもいい人ですy…」

ぺん「らっだぁーーー!!!!」

らだ「ぺいんと!、何してんの?ここ病院だけど…」

ぺん「いや、ぐちーつが教えてくれてさ!いやぁー、良かったァー!もうすぐきょーさんとかも来る!」

らだ「ぐち…いつ?」

ぺん「何言ってんのお前、wぐちつぼだよ!」 

らだ「?、」

看護師「まぁ、これにて退院ですので…少し外に慣れてからでもいいですよ?」

らだ「あぁ、いや、もう退院します。待たせてるのは悪いので。」

看護師「そうですか…、分かりました。では付き添いいたしますね。」

ぐち「らっだぁ!、」

らだ「…あの、」

看護師「すみません、ぐちつぼ様、この後お時間よろしいですか?」

ぐち「は、はい。大丈夫ですよ?」

ぺん「なんかやらかしたの?ボソ」

ぐち「なんもしてねぇと思うけど、ボソ」



呼び出された場所へ…


看護師「すみません、らっだぁ様の現状についてなのですが…」

ぐち「は、はい?、なんか悪いとこあったんですか?」

看護師「いいえ、どうやららっだぁ様は『 貴方だけ』を忘れてしまったようです。」

ぐち「…ぇ?」

看護師「恐らく、頭を打ったところが原因かと。」

ぐち「じゃあ、俺以外は忘れて居ない…んですね?」

看護師「…コクッ」

ぐち「…なら、いいです。」

看護師「え、」

ぐち「俺以外を忘れてないなら大丈夫です。そもそも俺のせいで交通事故に会ったんだからしょうがないですよね、これは俺の罰です。」

看護師「そんな事はないと思いますよ。」

ぐち「…そうですか。」

看護師「まぁ、少し歩く練習などをしてから退院ですので、それまではまだ病院にいらっしゃいます。あと、この情報はお連れ様にも共有してあげるかあげないかは貴方次第ですよ。」

ぐち「分かりました、ありがとうございます。」


戻った


ぺん「あ!、ぐちーつー!」

きょー「あ?、おぉ、ぐちつぼやん。」

ぐち「…うん。」

ぺん「あれ?、なんか元気ない?らっだぁの事でなんか言われたの?」 

ぐち「らっだぁさ、俺の事だけ忘れたらしい。」

きょー「…は?」

ぺん「え?」

ぐち「でもさ!、俺以外は覚えてるらしいから、良かったかなって…」

ぺん「待って、何がいいの?だって…」

きょー「いや、明らかに俺らよりお前を覚えてた方がええやろ。」

ぐち「…でも運営とか忘れてたららっだぁが笑えて無いかもしれないし、ぺんさんとかも、忘れてたらヤバいんじゃないかなっ…て。」

きょー「気の毒やな、約束…忘れてもうたんや。」

ぺん「…」

ぐち「まぁ、」





ぐち「もう、友達でいいかな。」





________________

はい、出来ました。

因みに今回センシティブそんな無いかも。一、二回ぐらいかな、1回か。




文字数、1926!




ほいじゃねぇ。





この作品はいかがでしたか?

1,683

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚