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#にじさんじBL
蒼月
6,110
はみぃ
75
晴
225
あれから数週間
俺たちは普通の生活に戻っていた
一緒にご飯食べて
一緒に作業して
一緒に片付けして
そして眠って‥‥
時折触れる手
それにも慣れてくると二人でダラダラと過ごす時間
背中をくっつけてスマホをいじってみたり
ロウが嫌がってはいないか
確かめながら少しずつ‥‥
今日はソファーに座るロウの膝に寝転んでみた
ロウは鼻で笑いながらまたスマホに視線を落とす
前までは何気にしていた事が、今はとてつもなく幸せを感じる
「‥‥マナ‥‥‥‥マナ?」
「‥‥‥‥‥‥」
ロウの膝の上
いつのにか俺は眠っていたようだった
ロウの俺の名前を呼ぶ声で目は覚めていたが、俺はまだ目を開けずにいた
だってまだここにいたかったから‥‥
「マナ、寝るんならここじゃなくてあっちでちゃんと寝れば?」
「‥‥‥‥‥‥」
しばらく寝たふりを続ける
するとロウが俺の髪の毛に触れる感触がした
俺の頭を撫でたり髪の毛を指で梳かしたり‥‥
そのうち髪の毛で遊び始める
髪の毛に触れられ、気持ちよくなり始めて俺はまた睡魔が襲ってくる
いつのまにか髪の毛で遊んでいたロウの指が俺の顔に触れていた
頬や鼻
まつ毛や眉毛
その指が俺の唇に触れた
下唇を右から左へとロウの指が動く
ロウの指‥‥
ペロッ‥‥
「‥‥っ!」
小さく息を飲み込む音が聞こえた
それと同時に俺もハッとなり瞼を開ける
大きく目を開けるロウと視線がぶつかった
「‥‥ホンマにごめん」
「‥‥‥‥フッ、謝んなよ」
「美味しそうやったから」
「は?俺の指が?」
「あ、いやその‥‥ご飯でも食べてる夢でも見てたんとちゃうかな」
「危ねぇな、俺の指噛みちぎるなよ?」
「そんな事する訳ないやろ!」
そう言いながら俺は体を起こそうとした
するとロウが前屈みになり、俺の顔を覗き込んだ
「何や?」
「‥‥‥‥‥‥」
何も言わずに俺の目を見つめる
そしてまだ湿ってるその指でまた唇をなぞられた
「‥‥ロウ?」
「なに」
「‥‥俺ロウに触られるの大好き」
「‥‥そう」
ロウの髪が俺の頬に触れた
こんなに近くにロウを見るのは久々で‥‥
「‥‥ロウ、ちょっ‥‥」
「触れられるの好きなんだろ?」
「えっ‥‥?」
ロウの手が俺の顔に触れて‥‥
そして‥‥
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コメント
3件
第10話、読み終えました。日常に溶け込んだ二人の距離感がすごく丁寧に描かれていて、特にロウの膝で寝たふりをするシーン、あのぬくもりと安心感が伝わってくるようでした。指で唇をなぞるシーンからの「触れられるの好きなんだろ?」、あの空気の変化にドキドキが止まらなかったです…!次がどうなるのか、気になって仕方ないです。