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9話目ぇ!
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少し前の話だが、
付き合ってから初めての夏の終わり、
涼しくなってきた頃に、
恋人の朔と夏祭りに行った。
浴衣を着た、俺の姿を、
可愛いと褒め称える朔には、
色々な感情があった、
可愛いと褒めてくれて嬉しいという気持ちと、
照れてしまう気持ち、
どこが可愛いんだよ、と呆れる気持ち、
そんなのが混じりあったが、
素直にその言葉を受け取っとこうと思う。
でも、
言われてばかりではこちらも気に食わない 、
だから
「朔もかっこいいよ」
なんて、言い返してしまった。
それを聞いた朔は、少し固まり、
顔を背けたが、横顔もかっこいいよ、なんて、
言えるはずもなく、、、、
夏祭りらしい賑わいが増えて来て、
朔に手を繋がれた、しっかりと、
離れさせないように、指を絡めて、
急な事に驚いている俺を見て微笑み、
そして朔は言った、
「迷子にならないようにだから、な?」
と、
人目のある中、
そう言われ顔が熱くなった気がした。
嗚呼ずるい、!
朔の見せるその顔は、俺を負けさせる。
会場に着くと、そこには人による賑わいと、
屋台により、明るくなっている全体、
そして、
目に留まったのはいちご飴だ、
王道のかき氷などもあるが、
コーティングされた苺は綺麗で、
つい買ってしまった、
パリパリの飴に少し酸っぱい、苺が合わさる事で、絶妙な美味しさがあった。
その後は、射的をして、、
色々なところを回って、
花火の時間になった。
花火が見える位置に行き、
花火を待っていた時、隣にいた朔に、
「〜、〜〜〜、〜〜。」
何かを言われた、
なんて言っていただろうか、
花火の音に朔の声が混じり、
聞き取れなかった。
目の前の景色で、朔を見ていなかった、
朔からは、口に口付をされてしまった。
そして、花火も終わり、手を繋ぎ、
指を強く絡めたまま、家に帰る。
来年も、何があろうと朔と行く、
心の中で、そう思って、
2人きりの、帰り道を行く─────