遅れてしまいましたすみません……………シテ…コロシテ…
リクエストありがとうございました……………こんなに素敵なものを書かせていただけるなんて感謝極まりないです……………
町中
今日はいつもと違い騒がしい。秋とは思えないような暑さに潮江文次郎は参ってしまいそうだった。
前後左右人で埋め尽くされている中、見覚えのある紫色が視界に映った。それは文次郎の恋仲である立花仙蔵だった。
しかし仙蔵は何やら楽しそうに誰かと話している。その正体は女性だった。
正体が分かってしまった瞬間、文次郎は頭が真っ白になった。あまりにも衝撃的すぎて、文次郎はその場を後にし、学園へ戻って行った。
寒い夜、仙蔵がい組長屋に帰ってきたと同時に目の当たりにしたのは、布団に潜り込んでいる文次郎だった。
「お前が寝ているだなんて珍しいな」
そう言っても返事は帰ってこない。まさか本当に寝ているのかと思い、掛け布団を捲ろうとした瞬間、文次郎の手が仙蔵の手首を掴んだ。
そして、涙目になりながら布団から顔を出した文次郎を見て、仙蔵は吃驚した。
文次郎はゆっくりと口を開く。
「今日、お前が町で女と歩いているところを見た」
その声は弱々しかった。仙蔵は一体何のことだと言わんばかりの顔をしたが、少し経って何かを思い出し、
「あれは忍務だ」
文次郎は一瞬理解が追いつかなかった。
「おれ、てっきり愛想尽かされたかと…」
「そんな訳ないだろう」
「じゃああの女の人は」
「ただの百姓だ」
その言葉を聞いた瞬間、文次郎は溜まっていた涙が一気に溢れた。仙蔵はそんな文次郎の姿を見て少しときめいてしまった気がしながらも、赤子をあやす様に頭を撫でる。
あと数時間も経たない内に日は跨ぐというのに、い組の長屋は暑苦しかった。
リクエストありがとうございました🥹🥹🥹たくさんリクエスト受け付けてるのでどんどんどうぞ‼️‼️‼️💪