養護教諭「今から体育なんでしょ!」
「はやくいきなさい!」
急かされて保健師を出ていき、靴を履き替えてからグラウンドに向かう。
しかし足取りが重くなかなか行くべきところに行くことができない。
(どうしよ…オムツ…バレたりしないよね…)
おねしょのおかげでオムツをあてることに抵抗はなかったが、学校でオムツをするのとはわけが違う。
ましてや通学途中の電車内でおもらしをしてしまうなんて今までなかったし、あっても少しだけチビってしまう程度。
まだ、校舎を出て数メートルしか進んでいない。
ブルマ仕様の体操着ではオムツの膨らみがどうしても隠しきれない。
(やだ…)
尿意を感じその場に座り込むアヤ。
(こんな時におしっこしたくなるなんて!)
小さな尿意ではあるがいまのアヤには途方に暮れるものだった。
(ぜったい漏らさないんだから!)
自分に言い聞かせて尿意をこらえる。
(トイレ…)
気持ちは校舎内にあるトイレに行きたいものの足が動いてくれない。
そんなに大きなモノではないはずなのに。。。
(さいあくオムツに……)
(ダメダメ…トイレ行くんだから……)
脳内で天使と悪魔が戦っていく。
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