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7 - #7.「 ア・プリオリ 」

♥

66

2025年04月12日

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「 ア・プリオリ 」


もとぱ よく分からないけど 見てって欲しい。




あれだけ言ったのにバカね。

期待をしたら


「 惨めなだけと、 … ッ 笑 」


片思いしていたある相手がいた。

人気者で、毎日楽しそうで。

そんな人が、不登校の僕に声をかけてくれて、毎日ピンポンまで押して、学校いこーよ!!って。馬鹿らしくて、でもこんな僕を認めてくれる。そんな、優しい人。

でもその人は広く浅いの代名詞みたいなもので、僕に構ってくれたと思ったら他の人のところに行ってしまう。

寂しくて、孤独で。

そんな求められてる君が、妬ましくて。

君のとなりにいる僕が、哀れに見えた。

ほんと哀れ。


「 あれだけ言ったのに馬鹿だね、元貴、笑 」


「 期待をしてしまったら傷つくだけなのにね。笑 」


そうやって微笑む彼の目には、僕は写っていなくて、君の心に決めた、他の人。

冗談っぽく笑ってみて、僕を堕としていくけど、僕のことを哀れだと裏で罵っているんでしょ?

あれだけ言ったのにまたね、と微笑んで帰っていくのを繰り返して行く意味は?ほんとに不思議な人が産まれたものだね。と帰る君を見ながら僕は手を振る。


味をしめてしまったのか、僕の訴えにも聞く耳を持つこと忘れてしまった大人。


「 偉いもんね。 」


社会の “ 奴隷 ” は、偉いもんね?

付け上がってこないで、ずっと僕より下で、地に足をつけていて。他人に僕の人生を滅茶苦茶にされるのは嫌なんだ。


「 お前のせいだッ “ !!! 」


なんて、聞き飽きてしまった大人たちの声。

離婚したのはあんたらが僕を産んでしまったからでしょ?

最初から産まなかったら良かったのにね。



「 俺はそれが 愛だと思うけどね 、 」



君が言うその考えは、他の誰かのもので、他の人の考えを借りたものを堂々と話す君は、とんだ恥さらし者だね。


「 … ッ 、 ふーん、 … そーなんだ、 。 」


社会の奴隷として働きすぎて、僕を愛す暇もなくなって、人生どうでもよくなったのかパチンコ通いになった親が僕に愛を伝えていた、か。やっぱり人気者の脳は分からないな。

この考えを、認めてくれる訳には行かないんだね。ホントの自分でいると、腐ってしまいそうだけど、そんなことを考えてる時点で、もう臭ってるんだね。

認めてくれると思った、なんてね、笑


僕は悪い人じゃない。弱い人なだけ。

その違いは君にはわかるのかな。そんな人気者な君には、周りに沢山人がいて、楽しいことだけ考えてる君には。

君を考えている時、虚しさの中で溺れてしまう夜は、こんな 歌 をまだ唄わせてくるから。


あれだけ言ってくれたのに、バカだなぁ。

期待をしたら惨めなだけなんて、分かりきっていたのに。辛いだけなんて、わかってるのに。

あれだけ言ったのにまたね、と手を振る君を僕は見つめることしかできなくなってしまった。でも、もうその手を振ってくれることはないかな。

皮肉にもただ、若井 に恋する。


あれだけ言ったのにバカね。

汚いこんな窓で、何を 眺めればいいの?君なら知ってるのかな。ねぇ若井。

君みたいな人気者の心でもいつだって、なにかが足りなくて、若井だって分かってるでしょ?

もう、この世界なんで諦めてしまいそうだね。

ねぇ若井、今頃何してるの?


「 あれだけ言ったのにバカだね。 期待なんてしたら、惨めなだけだって。 」



って、またうたってくれるの?

その為なら、僕はまだ、傷ついて、惨めでいいよ。

心から愛して、認めてくれるなら。




自分で書いててよく分かりません、



この作品はいかがでしたか?

66

コメント

5

ユーザー

すっごくディープな話..... 自分もこんな素敵な作品、書けるようになりたいです.....✨

ユーザー

ちょっと私の語彙力無さすぎてわかんないかもしれないので解説置いときます…(( この話では大森さんは家庭環境が悪くて、そんな中不登校になりながら曲を作っていると、(曲作ってる描写ありませんでした…ごめんなさい…) 若井さんに出会って、若井さんのことが好きになってしまった。でも若井さんには別の好きな人がいて、若井さんの瞳には自分が写っていなかった。

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