蘭春、灰春、竜春

( ｰ̀֊ｰ́ )おひさしぶりとにー

『ふたりでひとつ』

ヒーローは突然やってくる

そして最後には

花のように散っていく

はる『ねぇ、らん』

らん『どうした？はるちお』

はる『おれさ、らんのひーろーになる』

らん『おれははるちよのぼすなの？』

はる『ううん、ちがう』

はる『らんは、おれのたいせつなひと』

らん『おれもはるちよたいせつだよ？』

はる『うん』

らん『じゃぁさ、おっきくなったらけっこんしようよ！』

はる『！やくそくね！』

らん『やくそく！』

ゆびきりをしたあの日から

28年後の秋

はる『ふぁぁ、』あくび🥱

らん『おはよぅ』

はる『はよ』

はる『今日任務な』

らん『りょ〜』

𓂃 𓈒𓏸◌

はる『敵いねぇな』

らん『だねぇ〜』

はる『お、みてみてめっちゃ咲いてる』

はる『白詰草』

らん『ほんとだかわい〜』

はる『てんとう虫いるやんむり』

らん『えー、WW』

らん『昔からずっと虫だめだよね笑』

はる『無理なもんは無理』

らん『んじゃー、はい。手ぇ出して』

はる『？』

らん『てんとう虫』

はる『は！？』ﾊﾞｯ､

𓇬𓂂𓈒

薬指には白詰草でできた指輪

今にも萎れてしまいそうだったが、

今まで見てきた指輪の中で1番、

綺麗だった

𓈒𓏸︎︎︎︎

2年後

らん『はるちよ』

はる『ん,,,,,,ｯ♡///』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

らん『かわいい』

『だいすき』

はる『なぁ、今日も仕事休むのか？』

らん『ごめん,,,なんか、体調悪くて,,,,,,』

はる『,,,大丈夫か？』

はる『なんかあったら電話しろよ,,,？』

らん『ん、,,,笑』

𓈒𓏸 𓈒 𓏸 𓐍夜

らん『おそくね,,,,,,』

らん散歩行くか

𓈒𓏸︎︎︎︎

らん『は,,,,,,,,,,,,』

どこの女だ

そんな事を思い返す前に

足が出ていた

らん『おい』ｶﾞｼ､

はる『は,,,らん？』

もぶ『え〜、誰ですかー？おにーさんもかっこいいですね、♡』

らん『誰？この女』

はる『あ、,,,仕事相手の,,,,,,』

もぶ『彼女です！♡

はる『は？お前何言って,,,』

らん『,,,そう』

らん『もーいーや。はる』

らん『別れよっか、俺ら』

はる『,,,は、？』

らん『帰ってこないで』

らん『もう俺ら、他人になろう、はる』

『今、灰谷様の胸には心臓癌が眠っております』

らん『,,,そうですか』

医者『悲しく,,,ないんですか』

らん『はは,,,まいったな、今、恋人？と喧嘩中で、笑』

らん『もう,,,どうでも良くなってきました』

医者『どうか,,,生気をもって,,,,,,』

医者『貴方の命はもうたったの2ヶ月しか持たないんです』

らん『わかっています,,,』

医者『移植すれば何とかなりますが,,,』

らん『もういいんです。俺がいてもいなくても世界は変わらない』

はる『,,,らんのばか』

医者『灰谷様！移植相手が見つかりましたよ！！！』

らん『,,,は？』

らん『本当ですか』

医者『もちろん嘘はつきません』

らん『でも,,,移植してもらえば,,,その相手の人は,,,,,,』

医者『残念ですが,,,,,,』

らん『そんなの駄目です、,,,無条件に人の命を受けられない』

医者『いえ、,,,こちらからは何も言えません』

医者『ご本人の選択ですので』

らん『1度,,,その人に会えませんか』

医者『面会はしない、という事ですので,,,、』

らん『そんな,,,』

医者『移植は明後日予定です。よろしいでしょうか』

らん『,,,はい』

これで、

余裕を持って春に謝れるのかな

早く会いたい

3日後

医者『本日が移植日となっています』

らん『お願いします』

手術中

夢を見た

白詰草の冠と指輪を身にまとい、

微笑む君の夢

でも、なんでだろう、

手が届かない場所から

こちらに手を振っている

早く会いたいのに

また、会えると思ったのに

手術後

医者『,,,灰谷様』

らん『本日はありがとうございました、』

医者『いえ、,,,これ、移植相手のお方から、』

医者『お手紙です』

医者『手術後に渡すように,,,と』

らん『手紙,,,？』ｶｻ､

灰谷蘭 様

どうですか？私の心臓は

少しは気持ちが軽くなったでしょうか。

さて、少し僕の話をさせていただきます

僕は手術前日に、貴方の夢を見ました

夢の内容は至ってシンプルですが、笑

白詰草の指輪にピアスを身にまとった貴方が出てきて

僕は貴方に遠くから手を振る。それだけの夢です

どこか、懐かしい。

らん『この夢,,,,,,』

らん『,,,？ここで切れてる,,,？』

らん『,,,,,,2枚目』

最後に

蘭、俺はお前の事を嫌いになったことは1度もない

今も。お前の事が好きだ

俺にはお前しか居ないから、笑

また白詰草、つみに行こうな

今度はお揃いの指輪を付けて

姿は見えなくても俺はお前の中にいる

だから泣くな

2人死ぬまで、ずっと一緒だ

爺になるまでこっちきたらダメだぞ

あいしてるよ

春千夜

らん『,,,嘘,,,,,,』

らん『なぁ、嘘って言ってくれ』

らん『はる,,,ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』

俺まだお前にごめんって、,,,

愛してるって言えてねぇよ

𓂃.◌𓈒𖡼𓂂

ふたりでひとつ

Fin

2400文字だって🥹

やべぇないた

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