テラーノベル
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明るかったはずの空はもう時期黒く、数多の星が空に飾られる時間だ。
俺はあれから町中を走り続けた。
なつと行ったパンケーキ屋や、俺らが通ってた中学校にもなつが居ないか見に行った。
それでも、大人は全員口を揃えて「知らない」という。その言葉を聞く度に怒りと焦りが増して頭が回らない。
📢「…っはぁ、はぁッ…どこいったんだよッ…!」
もう心当たりがある場所には全部行ったつもりだ。まだ行ってないとしたら、桜乃神社だけ。
いなかったらどうしよう、見つけられなかったら……なんて焦りばかりが俺を唆す。
📢「…っここが…ッ、桜乃神社…」
神社の入口は2本の桜の木で歓迎されてるように見えた。
もうこの時期なら枯れててもいいはずの桜の木は、未だに綺麗に咲き誇り空を舞う桜の花びらが綺麗に目に映る。
📢(…この階段の先に、なつが居なかったら…ッ
悪い考えを頭の中心に置きながら、上に続く階段を登っていく。
両脇に等間隔ずつ植えられてる桜の木が風に揺られて優しい香りと音を立てる。
この香りがなつのものだとしたら俺は、どれだけ安心したんだろう…俺らしくない考えが頭によぎって改めてなつの存在を噛み締める。
📢(…ッ、あいつにとって…俺ってなんなんだろうな…ッ
なつは俺にとって、きっとこの世に1人だけの俺に希望を与えてくれる人。
大好きな人…なんて感覚が分からないが、きっと俺が普通の家庭に産まれて普通の子だったら自信を持ってそう言えたのだろうか。
……けど、なつにとったら?
なつにとったら俺は沢山いる友達のうちの1人という認識かもしれない。
家庭も良くなくて、不良で、勉強も運動もろくに出来ないから見下されてたかもしれない。
📢(…ッ違う、なつは…ッそんなこと思わねぇッ…
1度考えたら、偽善の優しさが一生頭から離れない。
俺はなつの何を知ってる?
なんで俺は、なつはそんなことを思わないって断言出来る?
なつなら、この立場に立ったらどうしてた?
📢「分からねぇ…ッポロッ」
強くなる風が俺の背中を押してくれる。けど、俺は足を止めてしまった。
頂上まであと3歩なのに、もしこの行動のせいでなつに負担をかけたら…と不安に蝕まれる。
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#御本人様とは一切関係ありません
現世くるり ◤ ペア画なう ◢
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凪
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桜の木も緑の草木も優しい風も優しい香りも俺の意識から遠くなる。
『___おいで、紫暮の子。』
『その足でしっかり登りな、俺らはここで待っているから___』
📢「…ッだれ…ッ?」
秀麗な声で遠くなる意識から俺は離された。周りを見渡しても人ひとりいない。
見えるのは散る桜の花弁だけ。
📢「…っ登れって言うことかよ…ッ笑」
試されているようだった。
俺にはなつを救う勇気があるのか…それともただの意気地無しなのか。
……1歩踏み出す。そして、体のリズムに合わせて2歩3歩と心地よく足を動かす。
『おかえり』
📢「!」
長い階段の上にある赤い鳥居の下で、2人の人は立っていた。
優しい眼差しで、暖かい空気をそこだけにかき集めたような空気を漂わせる。
📢「なんで…ッ」
ピタッ(指をいるまの口に当てる
🩷『しー…、何も言わないで。』
目の前にいるふたりは、見慣れた…というか、ほぼ毎日見ていたらんとすちだった。
すちは奥で桜を見上げるように、綺麗な浴衣と顔つきでらんの後ろに立っていて、らんは俺の唇に指を当てながら落ち着いた声で話す。
🩷『俺らは、神の子です。君は何を願う?』
📢「ッ願う…っ?神の子ッ?」
こんな時に限ってふざけているのだろうか。怒りが湧き上がってくる。
📢「ふざけてんじゃねぇッ!」
📢「…ッはッ?」
目の前のらん目掛けて拳を振り上げたはずなのに、手に感触は伝わらない。
それに、目の前には誰もいない。
あるのは桜の花弁が一斉に落ちていく姿。
スッ…(目を隠す
💚『落ち着いて、ゆっくりね。』
📢「すち…ッ…」
🩷『言ったのに、神の子だって。』
いつの間にか後ろにいるすちに体重をかけさせられて、すちの体に寄りかかる。
すちは俺の目を優しく手で覆って落ち着かせてくれる。
📢「なぁッ、なんでお前らがここにいるッ…それになつは…ッ」
💚『楔の子だよね。あの子は契約者だから…君には関係がないよ。』
トゲが刺さるような言い方。すちがこんな口調の日なんて1度でもあっただろうか。
📢「契約…って…」
🩷『神の子との契約のことだよ。この神社は願いをかなえる場所、それなりの代償は必要だから。』
💚『どうして全部言うの?必要が無いって言ってるじゃん。』
俺の目を覆う指先は冷たかった。
まるで、すちの怒りと比例するように。
🩷『…ごめん、教師としての感情が出た。』
💚『へぇ。でも、紫暮の子は巻き込まないって約束じゃないの?』
…ッギュ(力が強くなる
📢「すちッ、痛い…ッ」
💚『…あ、ごめん…』
パッ…(手を離す
このふたりは…いや主にすちは契約だとか、神の子だとか俺には詳しくは教えてくれない。
いきなり浴衣を着ていて、神の子なんて言われてもびっくりする。
けど、知らなくていいことなら知らないでいていい。……それでも、なつの為なら知らないといけない気がした。
意外と人気ないらしいんで、テラーであげるのはこれで終わりにします。
続き書くのも飽きたんで、、、
コメント
10件
めっちゃ遅れちゃったんですけど この物語大好きです ‼️‼️‼️ 続き無くなっちゃうの悲しいけど 主様の他の話とか見てみようかなって思います ✊🏻 がんばってください 🎶
めっちゃ楽しかったですっ! もっと早くの出会っておけば良かったぁぁぁあっ😭 応援してますっ!!
えぇまじかぁぁ…😭((( 自分はこの作品ほんと好き🫶🫶 まぁ他の作品とかの投稿でもリオンの作品は見れるからね!! あと言いそびれてたけどフォロワー500人おめでとっ!!🎉🎊