すいせい〕私は、いつも勇気が足りない。だから貴方に自分から伝えられなかった。何かを切り出すときは、いつも、貴方からだった。嬉しいことも、悲しいことも、全て、貴方からだったんだ。
大好きで、とっても嘘つきな、貴方から、
みこ〕「すいちゃん。貴方が好きです。付き合って下さい。」
すいせい〕「!、、ッはい、喜んで!」
貴方は、嘘をついた。とっても優しいウソ、
みこ〕、、みこは、駄目だとわかっていたのに、後悔したくないから、そんな自分勝手な理由で、貴方にとって、一番の”呪い”をかけた。
調べた後、脳腫瘍だと分かった。そして医者に言われたのは、もう治すことは不可能なほどに進んでしまっていたこと、余命が、後1年ほどだということだ。
みこ〕絶望した。医者が言った余命はあくまでベットから動かず、治療をし続ける場合だ。
だが、みこは断った。
だって、幾らあがいても終わりが来るのなら、大人しく受け入れて、残りの時間を大好きな彼女に尽くす方がいいと思ったから、
無事付き合えた。
嬉しかったが、彼女は優しいから、
この事を言ってしまったら、みこが病院で過ごす事を望むだろう。
だがそんなことはごめんだ。
だから彼女には最後まで嘘をつくことにした。
彼女の為、そう自分を騙しながら、
また、偽善だらけの汚れた嘘をついた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!