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第七話 コード・ゼロ
MIXによるウイルス拡散装置の暴走は、瞬く間に世界中へと広がっていった。
イーサーは通信を確保しながら、仲間たちと共に各地の被害状況を把握しようとしていた。
「状況は最悪だ。制御不能な感染者が数千単位で増加している。」
隊員の一人が報告する。
イーサーは深いため息をつき、モニターの前に立った。
「これが…俺たちが最後に阻止したはずの、コード・ゼロの残骸か。」
かつての“コード・ゼロ計画”が、まるで影のように今も世界を蝕んでいたのだ。
仲間の一人が言う。
「MIXの暴走は、この計画の最終フェーズなのかもしれない。」
イーサーは静かに頷きながら、冷徹な決断を下した。
「奴のプログラムに入り込み、根幹から破壊する。それが唯一の道だ。」
深夜の闇に紛れ、イーサーたちは世界を揺るがす巨大な陰謀の核心へと突き進む。
「終わらせる。これ以上、誰も犠牲にしないために。」
だが、影の中には予期せぬ裏切りと、秘められた真実が待ち受けていた。
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