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⚠︎キャラ崩壊あり
付き合ってないです
syaside
俺は負けず嫌いで
欲しいものはなんでも手に入れたいって思うくらい、都合が悪いことは嫌いだ。
『ん…』
kn「痛かった?」
『…へぃき』
良かった、と小さく声を漏らしながらゆっくりと動く
『あっ』
kn「!!」
kn「大丈夫、?」
『…止まらなくていいから、』
『いつ終わるか、わかんないでしょ』ギュッ
kn「…そうだね、ごめん」
謝りたいのはこっちだ。
kn「、奇病?」
『うん、』
『珍しい病気らしくてさ、治し方もそれ以前に名前も何もわかんないんだって』
ころりと手の上でビー玉を転がす。
ラムネに入っていたビー玉だ。
kn「…そっか」
『……』
『…余命宣告』
kn「ッ!」
『……余命宣告されてさ』
『今生きてるだけでも凄いんだって』
『だから、いつ倒れてもおかしくない状態らしい』
kn「…」
『…』
『だからさ』
『俺、やりたこと全部したいの』
kn「、やりたいこと?」
『うん』
『その中でもさ、童貞と処女は卒業しときたいなって』
ぱっちりと大きな目を開けこちらを見つめるきんとき。
まさか、俺からそんな言葉が出るとは思わなかったんだろう
『…それで、さ』
大きく開いた目を真っ直ぐ見つめる
『俺、きんときになら処女わたせるなって』
ごめんね、こんな我儘で。
kn「…それ、本気で言ってんの?」
『本気だよ』
『嘘ついてる暇なんてない』
kn「…」
きんときには、ちゃんとした好きな人がいるのを知ってる。
kn「…ッ」
そして、こんなお願いをされて断れるような奴じゃないってのも、ちゃんと分かってる。
kn「………わかった」
だから、その弱みにつけ込むの。
『ッは』
kn「ッ、」
ごめんね、きんとき。
俺はきんときが思ってるほど可愛くもないし、良い奴でもないし
きんときが知ってるシャークんじゃない。
『うあ♡』
でも、後悔はしてないよ。
欲しいものを手放すくらいなら
汚してから渡さないと気が済まないから。