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『ねぇ曽良くん』
かの有名な俳聖、松尾芭蕉が旅のお供の河合曽良に話しかける。
『なんですかァ?芭蕉さん』
河合が歩きながら応える。
『曽良くんといえば海の日じゃんで、今日海の日でしょ?でね、松尾考えたの海の日は曽良くんが笑う日だから曽良くんを喜ばして笑わせようと!』
松尾は自信満々に言う。そうすると、河合がバツが悪そうに顔を顰めた。
『勝手に決めつけないでください…海の日に僕が笑うなんて。てか、芭蕉さんにされて、喜ぶことなんてないですし。』
河合の言葉に松尾も顔を顰める。
『え〜。じゃあどうなったら曽良くんは笑うのさ!』
松尾が言った。河合は少し考えた。
『そうですね、例えばいらないもの…芭蕉さんを処分した時ですかね』
河合が言った言葉に松尾は顔を白くし、顔面から血の気が引いてくるのがわかる。
『曽良くん笑わなすぎるとダメだよ!不細工になるよ!』
松尾が言った瞬間横から凄まじい速さのチョップが炸裂した。
そうすると、松尾は血を出し、遠くへ吹き飛んだ。
微かに河合は薄気味悪く微笑んだ。
コメント
3件
わ、私もシバかれちゃう…(今日が誕生日の為)