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目が覚めたら地下牢に居ました、なーんて、笑えない冗談。


いやなんで?


私偽名使っただけだよね???


はあ、、、神様が云ってた異能力。


私は強い、、とのことだった。

だから、之くらい脱出できるよね、、、???



期待は一瞬にして砕かれた。


異能力ってどうやって使うんだよ。


目が覚めて、ちゃんと周りを見た。


今度こそ誰も居ない。


隣にも、牢の向こうも。


伽藍洞、まるで朽ち果てた洞窟の様な。


静かで、足音一つしない世界から取り残された静けさ。


そう_______


背後から忍び寄る手に気が付かなかったのが、異常だと思えるほどに


○。.__________


一人の少女が入ってきた。


此処はポートマフィアの最下層。


集団で入れられるくらいの大きな牢屋。


奥に行けばいくほど暗がりは深くなり、照明を持っていなければ一寸先に何が或るかもわからない有り様であろう。


最も、そんな不気味な場所にいくような人間は居ないだろうが。


少女は困惑して、そして絶望していた。


今の現状を正しく理解できてない故の困惑と絶望。


正しく理解できた人間は正気を失い、理性も、何もかも人間を人間たらしめるもの全てを失い体力が底をつくまで暴れ狂う。


少女へ近づく。


が、気づかれない。


仕方なく肩を叩こうとしたその時____


○。.___________


はっ、となにかを感じ取り後ろを向く。


其処にはきょとん、としている男性が居て。


ぱちり、と瞬きをした後へらりと笑い


「やァ、」


と。


牢屋の中にいるのに正気か此奴。


「君の名前は?」


よし判った此奴が余裕を持っている理由。


此奴はポートマフィアだ。


偶然あったふりをして本名を聞き出そうとしているのだ。


そうだ、そうにちがいない。


「、、、杉﨑、杉﨑海音」(すぎさき うみね)


無論、偽名である。


「貴方は?」


「太宰、太宰治だ」


嗚呼、文豪2大クズの。


あれ、待って違う。文豪二大屑は中原中也と石川啄木_____へ???


さっき、中原中也さん居たよね、、?


「太宰さん、、、ですか。」


「嗚呼。其れがどうかしたのかい?」


妖艶に微笑む。


此奴なんか、、、、、ムカつくな一発殴っていいだろうか。


赦される気がする。


じゃなかった。詰り、、、、、、、、


本名は津島修治だね。


「津島修治さん、貴方にお話が在ります。」


「え?誰だい津島修治」


「へ?」


あれ、此処は偽名を名乗ったのに少女にあっけなく本名がバレて流石に焦るところでは???


可笑しい。


どういうことなんだ???


「私、太宰治だけど。」


「誰だ貴様←」


「え?」


「あ”?」


「うん?」


あれ可笑しい今なんか滅茶苦茶どすの利いた______


「何ッで此処に居やがる糞太宰ッ!!」


「げ、、、中也こそ何で此処にいるんだい?」


「ああ”??」


「否怖いんだけど。」


「ッて云うかなに勝手に牢屋に入ってンだよ!」


あ、自主的に入った人か。


そりゃ余裕も或るよね。


え?????







え????

表情筋、動いていなかったようです

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