ルア (うぅ…冷たかった)
あまりの体の冷えようにフラフラしながら私は自分の部屋に向かった。
結局、体が冷えただけで私の頭の中からあの女の人が消えることはなかったけど…。
ルア (やっぱり、彼女なのかな…?)
ルア 「はあ…」
ふっ笑。朝からため息?
後ろから声がし、振り返る。
ルア 「ホ、ホソクさんッ…おはようございます」
ホソク 「ふふっ、おはよう。
ひっどい顔だけど、なにかあった?」
私よりも視線を落とし、
顔を覗き込みながら聞いてくる。
ルア 「え、あっ…いえッ!別に…//」
ホソク 「えー?ホントかな?」
ルア 「っ…」
ホソクさんの見透かしてくるような視線に、
本当に見透かされてる気分になった私は
つい言ってしまった。
ルア 「…さっき、グクの部屋のシャワーを借りたんです。」
ルア 「部屋に入った時に、グクと一緒に幸せそうに笑う女の人が写ってる写真を見ちゃって…」
ホソク 「…あー、もしかしてその人って泣きぼくろのある女の人?」
ルア 「え?えっと…」
私は記憶を辿るように整理する
ルア 「あ!あ、ありました!泣きぼくろ!」
ホソク 「そっか、じゃあ“あの人”だニコッ」
ルア 「あの人…?」
ホソク 「うん。俺たちの、」
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リビング
ボーッ
ルア (性処理をしてくれてた人か…。
綺麗な人だったなあ…。)
ルア (グク、あんなに幸せそうな顔して…あの人のこと…好きだったりしたのかな?)
ルア (て、ていうかそもそもッ…!もう辞めた人との写真飾ってるって、現在進行形で好きだったり?!)
ルア 「~~~~~ッ!!!!」
ルア 「もお!聞きたいよおー!!!!」
ナム 「わあっ!!急に大声出さないでよハハッ」
ルア 「あ、すいませッ…て、ナムジュンさん!」
ルア 「すいませんッ…。
部屋に置いていってしまって…」
ナム 「ふふっ。あー、寂しかったな~
事後から目が覚めた時に隣に誰もいないなんて~」
ルア 「も、申し訳ありません…」
ナム 「ふっ、ごめんね。全然いいよ
それより“聞きたい”ってなんのこと?」
ルア 「…え、あー」
ホソクさんに話しちゃったんだし…別にいっか
ルア 「その…皆さんの元性処理をしてくれてた人について聞きたいなあって…モゴモゴ」
ナム 「え?」
ルア 「その…やっぱり、ダメですよね…ハハッ」
ナム 「うーん…全然いいんだけど、」
ルア 「え?!いいんですか!?」
ナム 「え、うん笑。だってダメな理由無いし。
…でも、俺に聞くより本人に直接聞いてみるのがいいんじゃないかな?」
ルア 「…へ?」
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(↑HairSalon・navi)
き、来てしまった…。
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1日前
ナム 「俺たちの元性処理のチェウォンヌナは今、美容院を経営してるんだけど、、これ、そのお店の場所ね。」
ナムジュンさんはそう言って私に名刺のようなものを渡してくれた。
そこには“HairSalon・navi”と書かれたオシャレな建物が写っていた。
ルア (“navi”?蝶…?)
最終更新︰2022.11.4
遅くなりました!次回“チェウォンヌナ”初登場!
💭どんな人でしょう…??
コメント
5件
続き見たいです!!!!! 主様さいこう🫶️💞
結構経ちましたけど続きまだですか!