テラーノベル
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考えてはいけない。
思い出してはいけない。
だが、忘れてはいけない。
思い出す度に息ができなくなる。どうしようもない吐き気に襲われる。
まあ、全部自業自得なんだけど。
すごく後悔をしている。
あの時違う選択をすればよかったと。
今更どうしようもないけれど。
この傷は癒えない。
癒してはいけない。
これは罪だ。愚かな事をした。
一生懺悔をしなければならない。
償うことはできない。
ならどうしようか。
ふとベランダに目がいった。
あの柵、越えられそうだなと思った。
行動するまでに時間は掛からなかった。
そうすれば。
もうどっちも苦しまないだろう。
こんな思いをする事も無いだろう。
柵に足をかけ、よじ登る。
「…なんだ、簡単じゃん…」
自然と足が浮く。
ああそうだ。
こんなに簡単な事だったんだ。
3階のベランダから足を踏み出した。
やけに空が青かった。
私だけ
逃げてごめんね
※前半実話 後半創作(自分の今の気持ちの表現)
コメント
1件
大丈夫、、、? 辛いよね