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『…嘘吐き。』






これが、dozが最期に聞いた言葉だった。










あまり目立たない国にある、






皆が知らないような街の中に、






2人の仲のいい青年が居た。






2人の歳は5歳ほど離れていたが、






それでも信頼のできる親しい友達だった。






名を片方は「 dozle 」






もう片方は「 bonjour 」と言った。






2人はいつまでも一緒に居た。






あのときまでは_____。











d:ねえ、bon、




b:どうした?




d:もしも僕が死んでしまったら君はどうする?




b:随分と哀しげな質問だね




b:じゃあ、君が死んだら俺も死ぬよと言ったら?




d:僕は全力で止めるよ




b:どうして?




d:君には僕の分まで生きてほしいからさ




d:まぁ、僕はそうすぐには死なないけどね

 

 

 

b:その方が俺も助かるかな




d:おじいちゃんになるまで生きれてるといいね




b:そのときまでお互いに助け合おうな




d:おじいちゃんになってもだよ




b:1人の時間はくれないんだな、w




d:もちろんそうだよ





d:でも1人は寂しいからこれが良いと思わない?




b:確かにそうかもな




d: …あ、もうこんな時間だ




b:じゃあ続きはまた明日話そう




d:僕の家には来れないの?




b:今日は予定があるから君の家に行けないんだ




d:じゃあ、明日だね




b:また明日、






2人は別れを告げ、それぞれの帰路へとついた






まだこのときの2人は、






その後起きた悲劇を知らない。










[ 翌日 ]



d:こんにちは、bon




b:時間は朝だけどな




d:こんにちはに正確な時間はないんだよ




b:夜にこんにちはと言うのは変だと思うけど?




d:確かにそうかもね




d:まぁまぁ、そこは置いといて早速出かけよう




b:dozが欲しいものがあるんだったっけ?




d:そうそう、文房具が欲しくてさ






こんな会話をしながら2人が歩いていると






何処かから鈍い音がした




d:ッッ!?




b:doz!?






そう、dozが吹き飛ばされたのだ





d:い”った………




b:doz、傷が酷いよ、!




b:早く救急車、!






急いで救急車を呼んだが、






それでも来るのは20分後との事だった






b:そんなッ…それじゃあdozが…、!




d:……bon、?




b:どうした、!? 大丈夫!?




d:僕……もう駄目…みたいだね…w




d:bonに……嘘…ついちゃった…




b:…ッ




d:あ、…僕、もう……




b:…嘘吐き。

 

 

 

 

 

此処でdozの意識、そして生命線は途切れた












それから約1年後、






dozのお墓も作られ、






bonはよくお墓参りに行っていた






dozのお墓には、






綺麗な *キブシ* が供えられていた。

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コメント

50

ユーザー

考察の答え合わせは此方に⬇

ユーザー

うわぁぁ!!!✨✨ 花言葉が確か、「出会い」とあと「嘘」とかだったかな…? 花言葉も使って、しかも最初のセリフを最後で回収するのすご過ぎます🫶💗✨ 改めてコンテスト参加ありがとうございます✨

ユーザー

キブシの花言葉は「待ち合わせ」「出会い」だっけな…忘れちった() dzのお墓はdzと出会ったところに建てたと予想(願望)

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