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・シーンが速いテンポで切り替わります

・BLです

・キャラ崩壊してます

・捏造です

・ご本人様とは関係ありません

↓↓↓↓↓
















♢  side Watanabe Shota

俺はSnowManと言う9人アイドルグループに所属している。念願のデビューを果たして、さぁ遂に……と言った所で、俺はあるトラブルに振り回されていた。

「……またか……。」

自宅のポストに、毎朝手紙が届くこと。文字は全て機械で打ち込まれていて、いつもいつも気持ち悪い文章が綴られていた。

「……、」

一昨日は「もっと見てほしい。」

昨日は「話したい。」

そして今日は、「ずっと見てる。」

「……はぁ……、」

『翔太?』

「涼太……、」

実は幼馴染でもある、メンバーの涼太と付き合っていて、同棲もしている。

Date「あ、それ……。」

「……うん、」

Date「また来たんだ……怖いよね本当に……。」

「……まだ手紙だけで済んでるけど……その内外でも被害出そうで怖いんだよな……。」

Date「……大丈夫、翔太は俺が守るから。」

「う〜……俺涼太居ないと無理かも、」

本当に最高の彼氏。涼太の前でしかこんなにデレないけど、頼りになるし、ちゃんと守ってくれるから安心出来る。

Date「大丈夫だからね。今日も一緒に行こ?」

「うんっ、」



「おはよ、」

そして、涼太と共に撮影スタジオへと辿り着いた。メンバーが俺と涼太の関係はもちろん知っているし、俺がストーカー被害に遭っている事も知っている。

Abe「おはよう、もしかして……また手紙来た?」

「……、」

メンバーの阿部にそう問われ、俺は無言でこくりと頷く。

Abe「ほんっとにヤバいね……警察には相談したんだよね?」

「した……でも、証拠とかあんま無いし……経過観察で何かあればって……。」

Abe「心配だな……まぁでも……今は舘さんも一緒だからそこは安心出来るね。」

「……はぁ……しんど〜……。」

Koji「しょったー?どしたん?」

Date「また手紙来てたんだ。」

Koji「あ〜……そうなんか……。」

Ren「しょっぴー無理しないでね?仕事休んでも良いからね。」

「……まぁ、今は大丈夫。涼太も居るし。」

Koji「いざとなったら俺らも居るでな!」

「……うん、」



『では渡辺翔太さんと深澤辰哉さんのペア撮影入られまーす!』

「よろしくお願いしまーす。」

Fuka「よろしくお願いします!」

『ではこちらで少しお待ちください。』

と、待機の椅子に促される。

「……はぁ、」

Fuka「……元気無いね翔太。」

座って俯いていると、隣のふっかから問われる。溜息ばかりついているから、少し気を遣わせただろうか。

「……あ、ごめん……。」

Fuka「えぇ何で謝んのよ、笑」

「や……その、溜息ばっかついてっから……。」

Fuka「んなの気にしてないって、今はしょうがないじゃん。」

「……、」

Fuka「てか……翔太の元気奪う奴は俺ら許さねぇし、絶対守るから大丈夫。舘さんも、傍に居るしさ。」

「……ふっか……。」

Fuka「……たまには、ね?」

「……キャラに似合わねーな。」

Fuka「おぉい笑」

「……ま、ありがとう。」

Fuka「……いつでも連絡しろよ?」

「おう。」

『お待たせいたしました!こちらへ!』



これで俺の仕事は終わり……なのだが、今日は涼太の仕事が夜まで長引くとの事で、慌てて他のメンバーを引き止めてどうにか一緒に居れないか、と誘わなければならない。

そして、一番最初に見つけたのは照、佐久間、ラウールだった。

「あ、3人とも待って、!」

Rau「あれ、翔太君?」

Saku「どしたのー?」

「その……今日、飲み行かない?涼太、夜まで仕事だから……1人で居るのちょっと嫌なんだけど、」

Hika「あ〜……そういう事ね?俺は良いけど……2人は?」

Rau「うーん……行きたいんだけど、俺今から用事があって……。」

Saku「俺は行ける!」

Hika「じゃあラウールだけそこまで見送るよ。佐久間は翔太と一緒に居てあげてくれる?」

Saku「りょーかい!」

Rau「翔太君ごめんね、また誘って!気を付けてねー!」

「ラウールも気を付けろよ。」



Hika「今の所は手紙だけ?」

「まぁ……うん、」

Saku「精神的にもしんどいよねー……。」

Hika「無闇に外出するのも、外で撮影するのも厳しそうだな……酷くなれば、下手したら番組収録とかライブとか……。」

「いや!それは……流石に……。」

Hika「でも、今は手紙だけで済んでるけどその内に危害加えられるかも知れないからさ、翔太の事考えたら犯人が捕まるまでは家に居た方が良いと思う。」

Saku「俺もそう思う!翔太の綺麗な顔に傷付けられたら溜まったもんじゃないし!」

「……、」

Hika「……まぁ、番組収録とライブは何とかしよう。けど当分は外で撮影すんのは自粛しようか。」

「……そう、だな……うん……そうする、」

Saku「早く犯人捕まんねぇかな〜、証拠さえあれば確定なのに。」

Hika「監視カメラとか設置しないの?」

「……あー……確かに……その手もあるか。」

Saku「設置してみたら映るんじゃない?」

「……そうするか。涼太にも言ってみる。」

Hika「だな。」



涼太にも相談し、監視カメラを玄関外に設置する事となった。

Date「これで被害が減ると良いんだけど……。」

「……まぁ……証拠掴む為でもあるし、とりあえずは……待つしか無いな。」

Date「そう言えば、外で撮影するの自粛するんだっけ?」

「あーうん、当分は。」

Date「そっか……まぁしょうがないね。」

「ごめん、しばらく迷惑掛けるけど……。」

Date「ううん全然。翔太は悪くないんだし、翔太を守る為だから。」

「……ありがと、涼太……。」

Date「……よし、ご飯作るからちょっと待っててね。」

「うん。」



監視カメラを設置してから、手紙が届く事は無くなった。

……のだが。

「涼太〜コンビニ寄っていい?」

Date「良いよ、行こう。」

「あざーす。」

Date「何買うの?」

「飲み物。」

Date「じゃあ俺も何か買おうかな。」

「…………ん、?」

2人でコンビニまで歩いていたその時、何か違和感を感じた。

Date「どうしたの?」

「……涼太、何か……見られてる、気がする、」

Date「……。」

違和感の正体を探ろうと後ろを振り向こうとした時、涼太は俺の腕をガシッと掴んで家の方向へ走り出した。

「え、ちょっ、」

Date「喋らないで、舌噛むよ!」

「どこに行くのって、!」

Date「家!」



無事に家まで走って辿り着いた俺達は玄関で項垂れた。

「はぁ、っはぁ……、」

Date「……よし、誰も居ないな……。」

「……どうしよ、これじゃもう外出れない……。」

Date「……照に相談しよう。」

「……うん、」

涼太はすぐにスマホを取り出して照に電話を掛けた。スピーカーモードにしてあり、声が聞こえる。

Hika『……もしもし?』

Date「もしもし、照?」

Hika『どうしたの?ってか……何でそんな息切れしてんの舘さん?』

Date「実は外で……、」

事情を説明すると。

Hika『マジか、手紙来なくなってからリアルで来るかなーとは思ってたけど……やっぱり来たか。』

Date「……どうしよう。迂闊に外出られなくなっちゃった。」

Hika『……とりあえず、2人は大丈夫?』

Date「大丈夫だよ。今は走ってきて家に居る。」

Hika『……明日仕事ある?』

Date「俺はあるけど……翔太は?」

「無い……。」

Hika『舘さんもしかしてドラマ撮影?』

Date「そうなんだよね……だから、休めないかな……。」

Hika『俺も明日ドラマの撮影なんだよな……誰か他のメンバーに聞いてみるわ。』

Date「ありがとう。」

そして照との電話はそこで終わった。

Date「翔太、大丈夫?」

「今は……何とか、」

Date「今日はもう寝よう?疲れてるだろうし。」

「そーする……。」

そして、俺は涼太の隣で眠りについた。



次の日、涼太が仕事に行く時間となった。

Date「多分もう少しでメンバー来てくれると思うから、俺が居なくても大丈夫だからね。」

「……うん、」

正直、俺の精神はもう限界を迎えていて、1人になる事ですら億劫だった。誰か隣に居てくれないと気が済まない。

でも、そんな事を言ってしまったら、涼太は仕事に行けない。ドラマ撮影だし、その所為遅らせてしまっては迷惑をかけてしまう。

「……俺は、大丈夫。」

Date「……本当に?」

「大丈夫だって、メンバーも来てくれるんなら安心だから。」

Date「……分かった。メンバーが来たら連絡してね。」

「……うん。」

Date「じゃあ、行ってきます。」

「行ってらっしゃい。」

……閑古鳥が鳴いている。孤独を感じる。

「……、」

怖い。

「……行かないで、」

今もどこかで見られてる?

「っ、!」

俺は恐怖に体を蝕まれた。足が鎖に繋がれたかのように動かなくて、手が震えて、呼吸もままならなくて。

「ゃだ、……だれか、」

俺はその場に蹲った。

「りょーた、」



その時だった。

『しょった!?』

「……こーじ、」

家に来たのは康二だった。玄関前で震える俺を見るなり駆け寄って来て、焦った表情をしている。

Koji「汗だくやんか、どしたん!?」

「……、」

Koji「……とりあえず、ソファー座ろか。」

「……ん、」

そして言われるがままに、俺はソファーへ座らされた。

Koji「よいしょーっと……。」

「……、」

康二に気を遣わせてしまった。申し訳無いと思って、俺は謝った。

「……ごめん康二……俺、」

Koji「何で謝るん?しょっぴーは全然悪くないんやで?悪いのはしょっぴーの事をこんなに不安にさせてる奴やから!」

「……康二……、」

Koji「気分晴らしにドライブとか行こか?」

「え、でも……外……、」

Koji「しょっぴー達の車借りていいんなら俺が運転するで。ガソリン代も俺出すから。」

「……や、申し訳ない……。」

Koji「気にしやんでいいって!」

「……、」

康二は俺を元気にさせようと色々考えてくれている。と、感じた。

「……じゃあ、行く……。」

Koji「よっしゃ決まりやな、じゃあ準備して行こか!舘さんにも言っとくで安心してな!」

「うん、」



その日は康二がドライブに連れていってくれたお陰で、少しは気分を変えることが出来た。車の中と言うだけあってあまり見られている感じはしなかったし、楽しかった。

……そして、次の日の事。

「おはよ。」

Fuka「あれ、今日元気だな翔太。」

「まぁ、昨日は康二が色々楽しませてくれたから。」

Koji「良かったぁ!」

「うわびっくりした……。」

Date「ありがと康二。」

Koji「いえいえー!」

Hika「じゃー練習行くよー。」

「(久々に練習集中出来る……。)」

……そう、思っていた。

「……え?」

何処からか、視線を感じる。

「っ、!」

辺りを見てみても、メンバーしか居ない。

「(何でだよ……!)」

Ren「しょっぴー?」

「ひっ、!?」

Ren「え、ど、どうしたの!?」

駄目だ。もう、帰りたい。

涼太の手だけ触れていたい。

メンバーですら、怖い。

Ren「しょっぴー!!」

俺はまたその場に蹲る。視界が揺らんで、メンバーの声が遠くなるのを感じた。

Date「翔___!?」

Hika「________に、_________!!」



「……ん、」

Date「!、翔太?俺のこと分かる?」

「……りょーた……?」

Date「良かった……、」

「……あ、俺……練習、」

Date「今日は休んだ方が良いって、照が言ってたよ。」

「え、涼太は?」

Date「俺はちょっとだけしてきて今翔太のこと見に来た所。」

「……ごめん、俺……練習全然出来てない、」

Date「今はしょうがないよ。もしかしてまた見られてる感じがしたとか?」

「……うん、」

Date「……そっか……。」

「……ごめん、涼太……。」

Date「謝らないで。翔太が居てくれるだけで俺は幸せだから。」

「……ありがと……、」

その日は練習を見学していた。度々メンバーが俺の様子を見に来てくれて、俺も頑張らないとな、と感じさせられた。

だが、俺の精神はその日の帰り道で完全に崩れた。



「ねぇ、涼太?」

Date「ん?どうしたの?」

「……俺、ストーカーに負けねぇよ。」

Date「……急だね。」

「ストーカーの所為で俺の人生崩されるとか無理だ。ダンスも歌も、俺の好きな事なのに、それを奪われてる。」

Date「……。」

「だから、」

次の言葉を言おうとした時、違和感に気付いた。

「……涼太?」

隣に居たはずの涼太が居ない。俺が話に夢中になっていて気付かなかったのだが、どうやら背後に居た様だ。

「どうしたの?」

Date「……。」

彼の表情は不気味な笑みを浮かべている。彼の笑顔は好きだが、この笑顔は好きじゃない。何故か、恐怖を感じる。

「……涼太……?」

『しょった!』

「は?」

そして反対側から聞き慣れた声が聞こえた。

……振り向くと。

「……何で……お前らいんの……?」

康二、目黒、阿部、ふっかの4人がそこに居る。

そしてもう1つ気付いた事がある。

「(この4人の視線……いつもの、感じるのと一緒……?)」

いつも感じていたあの視線が、今目の前で感じる。

「は……?」

Date「翔太。」

「え……な、なに……?」

Date「ずーっと、一緒だよ。」

「……え、な、何言って……、」

Koji「俺らずっとしょっぴーの事見てきたのに……全然振り向いてくれへんやんか。舘さんにしか興味無さすぎやで。」

Abe「まぁでも、精神的に弱ってる翔太も可愛かったけどね。本当は俺が守ってあげたかったけど、一番の隣は舘様だし?ゆり組を見守ってたよねー。」

Ren「さっきの言葉、カッコよかったよ?でも、俺達が翔太君のストーカーだったなんて思いもしなかっただろうけどね。」

Fuka「驚いた?翔太。俺ら、ずっと翔太の事追ってたんだよ?勿論、舘様も一緒ね。」

「え……え、?」

何が何だか訳も分からなかった。

ただ、1つ分かる事と言えば。

今まで信じていたメンバーが、敵だったと言うこと。そして、彼氏である涼太でさえも俺の味方では無かった。

Date「みーんな、翔太の事が大好きなんだよ。でも……俺は翔太の彼氏だし……でも皆の恋は叶わないし……じゃあ、いっその事俺達5人で協力すれば良くない?って思って。」

「……くる、ってんだろ……。」

Date「何とでも言ってよ。だって……。」

















「どうせ今から、俺達に堕とされるんだから。」





♢  side Iwamoto Hikaru

6人が、ある日を突然に姿を消した。残ったのは俺と、ラウールと、佐久間だけ。

Snow Manは活動を休止し、警察の人と協力をして現在も捜索している。

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コメント

1

ユーザー

続きめっちゃみたい!! まさかの涼太まで...

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