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きんきりイケメンすぎるダロッ!?😳スマイルさんかわちぃ
とある実況者グループの方々の名前をお借りしています。本人達は全く関係ありませんのでご迷惑になるような行動はおやめ下さい。
Kn🎤+ Kr 👓× Sm😊
・学パロ
・付き合ってます
・Rはないです
😊視点
もうすぐ春が訪れるであろう冬の末日。
今日の天気予報は晴れで、洗濯物も乾きやすい暖かな日だと、ニュースキャスターは告げていた。
なのに、
😊「さっむ…」
歩き慣れた通学路でそう呟きながら首を竦める。
暖かな日差しとやらはやや厚めの雲に隠れ。
確かに気温は高くなったかもしれないが大して変わらず。
更にはびゅーびゅーと音をたてながら吹き荒れる冷たい強風。
あのニュース番組の天気予報を今後一切信用しない、と心に誓う程の寒さが俺を襲っていた。
😊「こんなことなら天気予報見なきゃ良かった…」
あの天気予報を見ていなければ、今頃俺の首には薄紫色のマフラーが巻かれ、濃いグレーの手袋が俺の指を覆っていたことだろう。
背を丸め、冷たくなった指先に息を吹きかけながら、家でお休みさせた防寒具が恋しくなった。
👓「あれ?スマイルじゃん。」
🎤「ほんとだ!スマイルー!!」
😊「きりやん…きんとき…」
ふと背後から名前を呼ばれて振り返れば、そこには俺の彼氏であるきりやんときんときがいた。
いつもは俺のことで争う癖にこういう時は仲がいい。よく分からない奴らだがかっこよくて優しい自慢の彼氏達。
そんなことを考えつつ足を止める。
止まらなくても追いかけてくれそうだが、なんとなく彼らを待ってみた。
🎤「えっ、スマイル寒くないの?」
😊「さむい。」
👓「天気予報見なかったのか?」
😊「見たけど騙された。」
🎤「騙されたってw…ほんとにかわいいなぁ。」
😊「かわいくな──」
かわいくない、 そう否定しようとした瞬間、口ごと暖かな布で覆われた。
視線を下にずらせば、俺の首元には青いマフラーが巻かれていた。
あまりに突然の温かさに本能的に顔を埋める。
ふわりと漂った青色の彼の匂いが俺の鼻を擽った。
🎤「ふふっ、嬉しそうな顔してるね。かーわい。」
😊「…うるさい//」
🎤「はいはい。」
嬉しいことには嬉しい。
寒かった首元は温まったし、大好きな彼の匂いもする。
でも恥ずかしいから言ってやんない。
そんなことを考えていたらふと胸元に何かを押し付けられた。
👓「…これ着けたら、その赤くなった手も温まるんじゃねーの。」
😊「あ、ありがとう…//」
👓「ん。」
胸元に押し付けられた手袋を両手に嵌めて、そのまま口元を覆い隠す。
黒地の布に黄色のラインが入った少しかっこよさげな手袋は、まだほんのりと彼の体温が残っていて温かい上に、黄色の彼の家の柔軟剤の匂いが香っている。
👓「ちょっとはマシになったか?」
😊「うん、なった。」
👓「なら良かったよ。」
あー、嬉しくて口元がにやけてしまう。
大好きな彼は俺の指先が寒さで赤くなっていたことに気づいていた。
そんな小さな変化に気づいてくれる、そしてささやかな優しさをくれる。
🎤「きりやんにはお礼言うのに俺にはないの?」
😊「きんときも、ありがとう…//」
🎤「いいえ、なんならこのまま手繋ご?そしたらもっと温かいよ。」
😊「いや、それは…」
👓「ほら、スマイル。」
きりやんの言葉を合図に目の前に2つの手が差し出される。
きんときは左手を、きりやんは右手を。
ふと2人の顔を盗みみれば、どちらも自信ありげに微笑んでいた。
まるで、俺が断るなんて思ってもいないように。
いや実際思っていないのだろうし、俺も断る気なんてないが。
😊「ちゃんと俺の手、温めてくれよ。」
👓「当たり前だろw」
🎤「なんならスマイルごと温めてあげるけど?」
😊「それは遠慮しとく。」
右手をきんときの手に、左 手をきりやんの手に、そっと乗せる。
彼らは待っていまし た、と言うように乗せた手に指を絡め、恋人繋ぎをする。
そのまま俺の隣に並び、歩き出した。
あぁ、好きだな。
右に並んだ優しさをくれる青色も、左に並んだ気遣ってくれる黄色も。
あの天気予報は当たらずも遠からず、もう少し信じてあげてもいいかもしれない。
今日は温かな日だ。
あとがき
これは僕が折角洗ったマフラーを使いたくなくて、強風の中で体縮込ませがら通学していた時に思いついた作品です。
ほんとに天候には敵わないんだから、変な意地張らずに暖かい格好はするもんですよ!!
皆さんは気をつけてくださいね!!
ちなみに最後の一文が暖かいではなく温かいなのは、2人の体温を貰って温かいから。という意味です!
最初は🎤さんか👓さんどっちかにしようと思ったんですけどね…それだと片側が寒いだろ!(?)って思ったので2人にしました。
長くなりましたのでここら辺で。
リクエストはいつでも募集中です!
それではまた次回の作品でお会いしましょう。