テラーノベル
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「ゆず、帰ろー!」
ある秋の日、ゆずにこう言った。
ゆずは喋っていて楽しいし、優しいし、勉強もできる。そんな子。
この日、そんなゆずに恋をした。好きになった。
本当にいいところばかり。でも、私は女の子。女の子が女の子を好きになってしまった。
ーなんで、好きになっちゃったの、?
考えた。だけど、分からなかった。
いいところがたくさんあるから、? でも、なんか考えているうちに違うような気がした。
ーあの日から1ヶ月ぐらいたった日
今日もゆずと一緒に帰った。こう聞かれた。
「みーちゃんって好きな人とかいるの?」
そう聞かれた。
私は、ゆずが好き。そう聞いてきたあなたが好き。でも、素直に答えるわけにはいかない。
だから、こう言った。
「い、いない。」
「へー!そうなんだぁ。私は最近できたんだ!」
照れたようにゆずが言った。思わず、
「え、、?」
と言ってしまった。
それを誤魔化すように、
「誰、?」
と聞いた。でも、本当はその答えが返ってくるのは怖かった。
「ひーみーつっ!」
そう返事が返ってきた。
その夜、考えた。
ーどうしたら振り向いてくれるのだろう。
あっ!こうすれば、、
いいことを思いついた。
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