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杏葉(あずは)から電話の着信だ。
基本的にLIMEでやりとりをしているのに、珍しい。
電話だってそうだ。
LIMEの無料通話で用件を伝えあって終わることがほとんど。
それなのに、電話なのはどうしてだろうか。
空太(くうた)はスマホに手を伸ばす。
「空太くん」
弥奈(やな)は、不意打ちでキスをしてきた。
唇は強く押しつけられて、身構えていなかった空太は、そのまま押し倒されてしまう。
着信音がやむと、弥奈は腕立て伏せでグッと床を押すようにして、体を空太から離した。
「弥奈……?」
空太は、予想もしなかった弥奈の行動に驚きでいっぱいになる。
「今は私だけを見て?」
弥奈は寂しそうに、甘くつぶやいた。
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第62話 想いのゆくえ
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いつもとは違う出来事に、空太は落ち着かせる*************************
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