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「え、えっとさ、 空太(くうた)と寺久保(てらくぼ)ちゃんが付き合ってんだって」
宗次郎(そうじろう)は、 杏葉(あずは)の質問に直接は答えなかった。
「知ってる。付き合いだしてすぐに教えてくれたから」
「えぇ~! オレだけ仲間外れだったの!?」
杏葉の返答に、宗次郎は空太へ突っ掛かってきた。
「言ったのは杏葉だけだよ。他の人たちには言ってない。杏葉が特別なだけ」
「そっか。杏葉だけなんだ。寺久保ちゃんの意志で?」
「私ですか?」
「だって、なんか空太からっていうより、寺久保ちゃんがそうしたいからってほうが、自然かなぁって」
「僕の考えだよ。杏葉には、伝えたほうが良いなって思って」
空太は、すかさずフォローする。
ふたりの意志ではあったが、空太と杏葉の関係から、伝えなくてはならないという義務感のようなものを感じていた。
「ふ~ん、そっか」
「それで、藤堂(とう*****************************
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