テオside
事務所に着くなり目を隠され両腕も拘束され……。
何処か地下に連れてかれてるんだろう、音が響いてる。
あぁ、またそう言うことか。
扉が開く音がして俺はそのまま部屋の中へと投げ出された。
臭いもしない。毒は無さそうだ…。
這いつくばって……、部屋の隅っこに何とか来れた……。
痛みか?毒か?それとも……トラウマになる……。
知らない奴から触られる恐怖心。
さわさわと俺の身体を触る手に恐怖心。
怖い、嫌だ。助けて欲しい。
考えてもその手は収まらない。
過去の記憶が蘇ってくる。怖い怖い怖いッ!!
過呼吸になるッ!はっはっと息が続かない。







