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「湊さん!見て下さい!」

「シン…はしゃぎすぎ…笑」

「露天風呂付きです!」

「…だな」

「こんな豪華な離れに湊さんと一夜を過ごせるなんて嬉し過ぎです!」

「一夜って…毎日一緒に寝てるだろ…」

「家とは違う非日常だから良いんです!」

「まぁ…お前の二十歳の記念なんだからせっかくなら普段なら行けない所に行きたかったんだよ…忙しくって誕生日からずいぶん遅れちまったけど…」

「湊さん無理したんじゃ…」

「一生に一度の記念だろ。まぁ、ちょっと奮発し過ぎた感はあるけど…って、シンちゃん聞いてる?」

「湊さん!こっち来てください!」

「今度はなんだよ…笑」

「寝室も別にあります!」

「はいはい…」

「でも………なんでシングルベッド2つなんですか?」

「なんで?って…」

「俺はダブルベッドで一緒に寝たかった…」

「ばっ…男二人でダブルはおかしいだろっ!」

「でも俺はダブルがよかった……」

シングルベッドでもどーせお前は勝手にひっついて寝るだろっ…

「ん?何か言いました?」

「べ…別に…」

「湊さん。浴衣に着替えますか?」

「まだ早すぎんだろ」

「それじゃ、敷地内散策しに行きますか?」

「そーだな」


「手入れが行き届いていて素敵な庭ですね」

「緑もきれいだな」

「すぅ~空気も美味しい」

「すぅ~確かに美味い」

「湊さん!あっちに川がありますっ!行ってみましょう」

「おいっ!」

シンのヤツすっかりはしゃいじゃって子供みたいだな…クスッ

「湊さ〜ん!早く〜」

「ちょ…置いてくなよ」

「きれいな水ですね。透明度が高いから水底が見える」

「ここの川、夜になるとホタルがいっぱい来るってさっき聞いたぞ」

「じゃ、夜にもう一回来ましょう!ホタルなんて久しぶりにだな〜楽しみだな〜」

「今度はあっちに行ってみるか?」

「はいっ!」


「結構歩いたな〜庭広すぎだろ」

「湊さん疲れました?」

「アラサーなめんなよ!」

「ふっ…笑…なめてませんよ」

「シン…夕食前に風呂入ってこいよ」

「お誘いですか?」

「はあぁ?そんなんじゃねーって!1人で入ってこいっ!」

「別に一緒に入ればいいじゃないですか…もう…何度も湊さんの裸みてるんですから、何を今更照れてるんですか」

「照れてねーし」

「俺が背中洗いますよ」

「……」

「せっかく俺の二十歳の記念旅行なんだし。湊さんといっぱい思い出作りたいな〜…」

「お前…下心ないだろーな……」

「さぁ…それは湊さん次第です…… ニコッ」

「こぇーからそのほほ笑みはやめて…シンちゃん……」

「ごちゃごちゃ言ってないで、部屋の露天風呂いきますよっ!ほらっ!」

「…おいっ手掴むなっ!」



「湊さ〜ん。まだですか〜」

「う…うるせぇ〜…」

やっぱり風呂付きの部屋はまずかったか…他に誰も入ってこないとか緊張し過ぎて……

「湊さん」

「わぁっ!……びっくりした…お前近すぎ……」

「早く入ってこないと俺、のぼせちゃうんですけど」

「わーてるよ!今脱ぐから…」

「俺が脱がせてあげましょうか…?」

「1人で脱げるわっ!」

「はーい。入って待ってますから早く来てくださいね」

「…はよ行けっ!」

ヤバい…緊張しすぎて……心臓が…

「…よしっ!」



「2人だけだともったいない位の広さですね」

「そ…そ…そうだ…な」

「…?湊さん…緊張してます?」

「…ばかっ!んなわけねーだろっ!」

「外で…裸で…しかも2人っきりで湯船につかって…開放的で…」

「おまっ何言ってんだよ!」

「…ちょっと……興奮してきました…?」

「近くにくんなっ!」

「……」

「おい……っ!」

「……」

「…シン!…さ…触るな……!」

「ちょっとでいいから…」

「…やめろって………」

「ちょっとだけ………」

「やっ…んんっ……」

「湊さん…そんなかわいい声出したらダメですよ…」

「シン…やめっ……」

「ここ…こんなになってるのに……?」

「……だから…やめろっ…て…」

「やめない……」

「んっ…んっ…」

「濡れてる湊さんも…かわいい……」

「…やっ……め…」

「………」

「……いーかげんにしろっ!」

「イッ…てぇ~…湊さん何するんですか……」

「お前が離さないからだろっ!」

「湊さんがかわい過ぎるのがいけないんですよ…」

「まったく……お前と一緒だとゆっくり風呂にも浸かれねーなっ!」

「なんで離れて行くんですか…?」

「俺はゆっくり浸かりたいのっ」

「せっかく2人きりなんだから…俺はもっと湊さんとくっついてイチャイチャしたいのに…」

「……」

「湊さん…?」

「まだ……」

「…まだ?」

「風呂(ここ)で…すんなよ……」

「……」

「のぼせて…」

「のぼせて…?」

「よ…る…できなく……」

「…湊さん……」

「………」

「わかりました……ここでは…まだ何もしません」

「…うん」

「お楽しみは最後まで残しておきます…」

「……お…お楽しみって………ばーか…笑」




【あとがき】

しんみな イチャコラ温泉紀行♪


皆様…。

まだ序盤予告編です。笑

なので、会話劇のみ…背景わかりにくいですよね…すみません…

次回作からは自己紹介で記載したフォロワー様限定作品にて公開させて頂こうかと思っております。


フォロワー様50人達成!&20作品記念!

よろしければ、引き続きお楽しみいただけたら嬉しいです。

月乃水萌

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