前回の続きになります
前回を読んでから読んだ方がわかりやすいと思います(あたりまえ)
先生の言ったことが頭の中でリピートする。
ストレスだなんて、僕にはないと思ってたのに
思ったことを口に出せないなんて、こんなに辛いって思ってなかった。
なんで僕なの。
桃くんの言う事を聞かなかったから?放送に遅刻したから?わがままだから?
だめだ、たくさん考えれば考えるほど僕の悪いところが見つかる。
全然ダメダメじゃんか。こんなダメダメなのに放送じゃ“誰だって主人公になれる”なんて偉そうなこと言って。ほんと僕ってバカみたい。こんな僕が桃くんの隣に相応しいわけじゃないのに、勝手に嫉妬して。いい年した男が何やってんのってかんじだよね。
もしも、このままずっと声が出なかったら、僕の活動はどうなるのだろう。もっとグループの荷物になっちゃうのではないか。それだった、もうやめた方がいいんじゃないか。
やめるって彼らに言ったら、優しい彼らなら、止めてくれるのだろう。でも、もう僕は君たちには頼らない。僕は誰も知らない僕だけの世界でいきていくんだ。もう僕も大人。1人でも大丈夫。
きっと、大丈夫。
「あ、もしもし」
紫『あ、青ちゃん、体調だいじょーぶ??』
「…、ッ」
紫『…?青ちゃん?どうしたの……?』
「…なぁッ…ヒクッ…くッ、ヒクッ」
紫『え、!?ちょ、どうしたの!?』
「ごめんなさッ…ポロポロ」
紫『青、ゆっくりでいいよ、何があったの?』
「すとぷりをッ…ヒクッ…ッ、やめますッ…ポロポロ」
紫『…え?』
ブーブー
これでいいんだ。
これで。
もう、誰にも迷惑をかけない。
かけたくない。
短くてごめんなさい!!
コメント
4件
うわああああ 最高すぎる♡ 続き待ってます!