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𝒔𝒑𝒊𝒌𝒂
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꒰১_かお_魂上_かさ_໒꒱
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コメント
2件
切実にこの空間の空気になりたい
ひゃ〜〜〜〜!!!🍟💥 このエピソード、めっちゃほっこりした…!!😭💕 野菜を「木やん」「木だ」って言い張るlpとml、完全にこどもすぎて可愛すぎるでしょ!!🥺💔💔 それに対してmkがめちゃくちゃお兄ちゃんポジションになってるの、ギャップ萌えがすぎるよ…!!! 「一口」「やだ」「無理」のラリー、声付きで想像しちゃったよ(笑) 最後にこっそりポテチ回収するところも、保護者すぎて愛おしい…✨ 野菜食べてくれたらまた作ってあげたくなるの、わかるよ〜〜〜😭💖 この3人の空気感、知らんけどすき!!!!!
lpmlmk
休日の午後。
mtorのシェアハウスのリビングには、今日もだらけきった空気が流れていた。
ソファにはlp。
床にはml。
そしてテーブルの上には。
ポテチ。
チョコ。
グミ。
クッキー。
ラムネ。
炭酸飲料。
その他諸々。
もはやお菓子売り場だった。
「……お前らさ」
mkが呆れた声を出す。
「んー?」
lpはポテチを咥えたまま顔を上げる。
mlはチョコを食べながら首だけ向けた。
「昼飯食った?」
「食べた」
「食べた」
「何食った」
「ポテチ」
「チョコ」
「それ飯じゃねぇんだよ」
即答だった。
二人はきょとんとしている。
本気で何がおかしいのか分かっていない顔。
mkは頭を抱えた。
「栄養って言葉知ってる?」
「知っとる」
「知ってる」
「じゃあ何でそうなる」
「美味しいから」
「美味しい」
声まで揃う。
腹立つ。
実は最近ずっとこんな感じだった。
撮影中も。
編集中も。
休憩中も。
気づけばお菓子。
冷蔵庫を開けてもジュース。
野菜室だけ異様に綺麗。
この前なんて。
mkが買ってきたブロッコリーが一週間そのままだった。
「お前ら絶対栄養足りてねぇだろ」
「大丈夫やって」
「元気」
「その自信どっから来るんだよ」
「なんとなく」
「なんとなく」
また揃う。
双子か。
数秒沈黙した後。
mkは立ち上がった。
「よし」
「?」
「?」
「今日は俺が飯作る」
その瞬間。
嫌な予感がしたのか。
lpとmlが同時に固まった。
一時間後。
キッチンからいい匂いが漂う。
じゅうじゅうと肉が焼ける音。
野菜を炒める音。
味噌汁の香り。
腹が減る匂いだった。
「なんか美味そう」
「お腹空いた」
「そりゃお菓子しか食ってねぇからな」
mkは呆れながらも手を動かす。
そして完成。
ハンバーグ。
野菜たっぷりスープ。
サラダ。
ほうれん草のソテー。
ご飯。
栄養バランス完璧。
見た目も完璧。
店みたいだった。
「おお〜」
「美味しそう」
lpとmlの目が輝く。
しかし。
二人の視線は綺麗にハンバーグだけを見ていた。
野菜には一切向かない。
食事開始。
数分後。
mkは異変に気づいた。
「おい」
「ん?」
「なに」
「何で野菜残ってんの」
皿を見る。
見事だった。
ハンバーグは半分以上消えている。
ご飯も減っている。
だが野菜だけほぼ手付かず。
「……」
「……」
「食え」
「えー」
「やだ」
即答。
子供か。
いや子供だった。
「好き嫌いすんなよ」
「だって苦い」
lpが言う。
「変な味する」
mlも続く。
「変な味じゃねぇよ野菜だよ」
「肉の方が美味い」
「ハンバーグ最高」
「だからって野菜食わなくていい理由にならねぇだろ」
mkはため息をつく。
普段なら自分が一番騒がしい。
末っ子みたいだと言われることも多い。
なのに。
この今この二人の前にいると。
なぜか。
めちゃくちゃ兄になる。
「ほら」
mkはほうれん草を指す。
「一口」
「やだ」
「無理」
「一口」
「やだ」
「無理」
「一口」
「……」
「……」
二人が目を逸らした。
完全に説教されるこどもである。
「何歳だよ」
「知らん」
「忘れた」
「幼稚園児でももう少し頑張るぞ」
「頑張りたくない」
「正直者か」
思わず笑ってしまう。
だが。
ここで負けるわけにはいかない。
mkはハンバーグを切る。
その上に野菜を乗せる。
「はい」
「なにそれ」
「ハンバーグと一緒に食え」
「みかさくんが騙そうとしてる!!」
「騙してない!」
「騙してる!!」
「食え」
圧だった。
まずlp。
恐る恐る口へ。
もぐもぐ。
もぐもぐ。
数秒後。
「あれ」
「どうだ」
「あ、意外といける」
「だろ?」
「悔しい」
「何がだよ」
続いてml。
同じように食べる。
少し考えて。
「……美味しい」
「だろ?」
「悔しい……」
「だから何なんだよ」
また同じ反応だった。
その後。
少しずつ。
本当に少しずつ。
二人は野菜を食べ始めた。
「ブロッコリーは?」
「無理」
「無理」
「即答するな」
「木やん」
「木だ」
「木じゃねぇ」
mkが突っ込む。
結局。
ブロッコリーだけは最後まで残った。
食後。
ソファでごろごろするlpとml。
お腹いっぱいになったのか満足そうだ。
「美味かった」
「ごちそうさま」
「ちゃんと野菜も食えよ、今後」
mkが言う。
すると。
二人は顔を見合わせて。
「また作って」
「また作って」
声を揃えた。
「……」
「……」
「お前らなぁ」
呆れながらも。
mkは少しだけ笑った。
どう考えても手のかかる二人だった。
それでも。
ちゃんとご飯を食べてくれるなら。
たまにはこうして兄役になるのも悪くないかもしれない。
そんなことを思いながら。
mkは二人の前からこっそりポテチの袋を回収した。
数秒後。
「ポテチ消えた!!」
「なくなった!!!」
という悲鳴がリビングに響いた。