TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

何故私がこんなにも落ち着いていられるのかと言えば、この憑依でもう11回目になるからである。散々憑依して、死んできた私にとって、死=終わりではなく、死=新たな始まり だった。死んだと思えばすぐに目が覚めて、次のゲームが始まる。この世界での私の立ち位置は「悪役令嬢」にあるようだ。

正直言って、そういう小説や漫画は読んだことがないので、爵位とか作法とか何もわからない。でも、どうにかなるだろうという確信がある。なぜなら、作法やらなんやらっていうのは、この身体に染み付いたもので、中の人が入れ替わってもリセットされないからだ。

その前に、目の前の少年を対処しなければならない。こういうファンタジー物は基本読まないが、貴族のお嬢様はメイドに身の回りの世話をさせると、ファンタジー好きな友達に半強制的に読まされたことがある。

「ねぇアラク、悪いんだけどメイドを呼んでくれないかしら?服を着替えたいの」

メイドの名前は知らない。でも、私と近い関係の人なら知っていてもおかしくないだろう。

「うん、わかったよ」

やはり、私専属のメイドを呼べるのであれば、関係は深いのだろう。

「ヨナは春祭に陛下と出るんだから、体調に気をつけて、無理をしないようにね、」

何か続けて喋る雰囲気だったのに、開けかけた口を閉じて部屋から出て行ってしまった。

アラクの言葉を聞くに、私の名前はヨナ。フルネームはわからなくとも、ヨナという名を知れたのは大きい。

コンコンコンッ

「お嬢様、 カルーナです」

ヨナの専属メイド、カルーナというらしい。ドアを開けて歓迎すると、気付けば外は真っ暗になっていたようだ。背後を月の光に照らされ逆光となった彼女の姿は、とても綺麗だった。

全体的に霞んだ色合いの中の、瞳の鮮やかな紫に目を奪われた。

画像

憑依したら、まさかの悪役側だったんですけど⁈

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

65

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚