この話は人によって好き嫌いが分かれると思います。
引き返すなら今のうち。
ちなみに、
♡150→📖✏️ は
1日でいったら1〜2週間の間。
2日でいったら2〜3週間の間。
・
・
・
にだすよって感じです。ご理解お願いします。
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💚👀
「はぁ…」
まちこりーた。彼の家で大きくて深い息をつく。
私は今、生きている中で1番の悩み事を抱えている。
《彼氏と別れたい。》
これが人生最大?なんて、思っている人もいるだろう。
決して能天気に、楽して生きてきたわけでない。
ただ、純粋に、頭…いや、上半身を抱えていいぐらいに悩んでいる。
それは3ヶ月ちょい前。
同じメンバーである、しろせんせーと交際を初めた。
もちろん、私も好きだったから。ちょー嬉しかったし、浮かれすぎて毎日せんせーの家に泊まり込んで。
ほぼ同棲みたいな事してたし。
もう、1人には戻れないくらい幸せだった。
けど、違和感を感じだしたのは割と最初の方。
彼はものすごく束縛が強いんだと思う。
まず、りいちょの連絡先を消して欲しいと彼に頼まれた。
何故かと聞いてみると
『まちこ、女研の中でりいちょと1番仲良いじゃん。今までみたいに2人で飲みに行いったりして欲しくない…。』
だとか。
その時は可愛いなとか思っちゃって。
連絡ができないのは不便だけどせんせーが安心できるなら、と。 りいちょの連絡先は消しておいた。
ここまでなら許せたし、愛せた。
最近は、流石に行き過ぎてるよねって感じのが増えてきて正直しんどい。
この間も。
シルエット声優の方で仕事が来た時。
今後の活動について話すため、飲みに行くことになった。
別に悪いことをしているわけでないし、詳細は伝えず、帰りが遅くなるという事だけを彼にLINEで送った。
その日の9時頃。
楽しく話していると通知音が鳴り響く。
せんせーかなー。とか軽い気持ちでスマホを見てみたら
『今、どこ 』
『まさか男?』
『なんですぐ返さんの?』
『帰ってこい』
と、次々とメッセージが送られてくる。
慌てている私を不思議に思ったのか、先方が声を掛けてきた。
面倒事にはしたくないため、電話をすると席を外す。
「今、どこおるん?」
彼の声はいつもより低く機嫌が悪い事が電話越しでも伝わる。
「仕事付き合いでちょっと…
すぐ帰る!」
「俺はどこにいるのか聞いてんの。
秘密事でもしてるん?」
「違くて!」
「迎えに行くから。」
「…え?」
「はよ場所言え。」
「自分で帰れ…」
「いいから言え。」
彼の威圧感に押されて私は場所をはいた。
こっちの仕事にまで彼が関わるのはあまりいい気はしない。
こんなに制限されたらなにもできないし、相手の方にも迷惑だ。
「すみません。急用で席を抜けないと行けなくなってしまって…。」
「そうなんですか!じゃあ短く本題の方を話させて頂きます!」
終われ。終われ終われ終われ。
早くしないと彼が…
「まちこ」
なんで。来るの早すぎるでしょ。
「あっ、まちこりーたさん。お迎えいらっしゃったんですね。」
「こんにちは〜。○○社の○○でございます。
本日は…」
彼は話しかけられているのにもお構い無しに、私の手首を乱暴に掴んで店を出た。
最悪。お前らが長々と話してるから、、
帰りの車。
こんなにも車からでる音を聞きいったことは無い。
家に着いたら口を開いてくれるだろうとか思ってたのにいつまで経っても会話がない。
この沈黙に耐えられ無くなった私は
「ご、ごめんなさいっ」
と一言。
少し間を空けたあと、
「…なんで謝るん?」
「悪いことしたって事?」
しまった。謝り癖がでた。
「不安にさせちゃったかなぁ〜って…」
ちょっとした事なのに謝らせる雰囲気を作ったせんせーが悪いんじゃん。
って思ったりしてたら、通知がなった。
『今日、大丈夫でしたか?』
仕事の人からだ。
本当にタイミングが悪い。
…画面を見られたかもしれない。
チラッと彼の方を見る。
あぁ。やってしまった。
「大丈夫ってなに?
俺が悪かったん?
心配しての事なのに?
そもそも、不安にさせたまちこが…」
ブツブツと言葉を並べるせんせー。
どうしたらいいか分からなくて戸惑っている私にせんせーの声が通る。
「まちこ、スマホ貸して」
断れるわけなんかなくゆっくりと彼に渡す。
はい、と渡されたスマホを見ても何も変化は無い。
「男の連絡先、全員消しておいたから。」
私はすぐさまLINEを開く。
「なんでっ、?」
「俺を不安にさせたお前が悪い。
GPSもつけといたから。」
こんなにもプライベートに踏み込んでこられるなんて。
どうして私が我慢しなくちゃ行けないの。
「い、いやっ!」
「は?」
「せんせーのためにこんなに制限させられるなんて嫌!」
思い切って言ってみる。
辞めておくべきだったなんて思ってももう遅い。
「まちこ。そ、んな事言わないで… 」
まさか。泣くとは思わないだろう。
「ご、ごめん。俺、まちこが他の男のところに行っちゃうんじゃないかと思って、」
必死にせんせーを慰める。
こんな彼は初めて。
きっと、仕事やプライベートでのストレスで精神状態が良くないのだろう。
そんな彼が少し可哀想に思えて、
「ごめん。私も言いすぎた。
何でもするから、泣き止んで?」
と声をかける。
「…じゃあ、しばらく外に出ないで。」
…ん?さっき、嫌って言ったよね?とか思いつつ、これ以上グダグダしてもいられないので条件を呑んだ。
そして現在。
外出禁止をだされて5日目。
別に不便はしていないが、やっぱりしんどい。
洗い物も掃除も何から何まで彼がやってくれて、皆から見たら理想の彼氏だろう。
けれど、彼と別れたいと思ってしまう。
もしかしたら、もう…。
ガチャ
彼が帰ってきた。
「おかえり」
返事がない。嫌なことでもあったんだろうな。
彼の姿が見えた瞬間、私は乱暴に寝室に連れていかれる。
彼は無言で仰向けに寝かされた私に覆い被さった。
まただ。彼は嫌なことがあったらいつも私を求めてくる。もう、それも嫌なの。
私のこと好きなら気づいてよ。
「、、泣いてるん?」
溢れちゃった。我慢してたのに。
「…なの。」
「なんて…?」
「いやなの!せんせーの彼女は、」
酷い顔してるだろうな。
耐えられなくなったんだ。せんせーの行動に。
「…終わりにしよう?私たち。」
「…無理」
泣いて縋られるかと思った。
怒って理由を迫られるかと思った。
帰ってきたのは、聞いた事のない冷たい声。
「だって、俺が好きなんやもん。」
そう言っていつもより乱暴に事を始める。
あーあ。思い通りにいかないなぁ。
💙👀
「…終わりにしよう?私たち。」
そう聞いた時、時間が止まった気がした。
嘘。嘘だと言ってくれ。心から強く願った。
でも、彼女のぐっちゃぐちゃになった顔と啜り泣く声に冗談じゃないんだと分からされる。
愛が上手く伝わらなかった。
受け取ってくれなかった。
自己中に彼女を制限してしまったからだ。
彼女の愛が日に日に薄くなっていくのを感じて、俺は焦ってしまった。
束縛のせいだって分かっていても不安で、不安で止められなかった。
…別れたくない。
別れたくない。
なら、いつも通り自己中を貫いてしまえばいい。
無理だって。
💚👀
抱かれて3時間経っただろうか。
その間、私は何度達しただろう。
知性のある言葉なんて発せていない。
彼の愛と、怒りと、悲しみが、一打ち一打ちにズッシリと伝わってくる。
「まちこ、まだ別れたい?」
別れたい。
でも。言葉が出せなくて、
「あー。このままじゃ、話せないか。」
と、彼はゆっくりと動きを止める。
いきなり失われた快楽に身体が反応しているのが嫌でも分かる。
「別れたかったら、もうやめる。
まちこが望むことに協力する。」
、、別れる。別れる。
私は別れたいんでしょ?
でも、無理だったみたい。
私の身体と脳はせんせーに溶かされちゃって。
自分にさえ、私はせんせーのものだと言われているよう。
「別れ…ないっ、」
「ははっ」
なら、どしてしほしい?
そんなん言えるわけないじゃん。
言いたくないのに。
身体はすでに堕とされてしまっていて。
「…ほしい。」
「せんせーのがほしい
せんせーがいいのぉ♡♡
頭真っ白にさせてっ、、」
こんな事、言うはずじゃなかった。
それを聞いたせんせーは可愛い子猫を愛でるような目で私を見てくる。
─もお、どーにでもなれ。
♡150→📖✏️
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