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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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『おかあさん!』

『あのね!学校の授業でね!』

『自分の名前の由来を聞きましょうって授業があるの!』

『だから教えて欲しいんだ!』

お母さん「お母さんのの家系は代々花の名前がつくの。』

「花の名前をつけるのはあまりよろしくないけどね、」

お母さん「花っていつかは枯れるじゃない?」

「それが人間で言う死の時なの」

お母さん「だから死ぬ時は綺麗に笑って散ってほしくてね」

「それで10月3日の誕生花は紫音なのよ?」

『そーなんだ!』

お母さん「だから紫音って名前にしたの」

『ありがとうー!』



『お母さん、?』


医者「17時8分、花月百合様、ご冥福です」


13歳の晴、お母さんがいなくなった


学校の帰りにスピード違反の車が突っ込んできて私を庇って死んだ


でも


お母さんは笑って死んだ


最後まで綺麗だったお母さん


私にお父さんは居ない


昔に病気で死んだ


父親なしだといじめられることもあったけど楽しかった


親がいないから生きていけなくなった


これからどうするんだろう





今日は親戚の集まり


多分私の話をするのだろう


どうでもいいや



「それで、紫音ちゃんはどうするのよ」

「引き取る人いないなら施設に預けることになるけど、」

「施設に預けると言うことでいいか?」

?「ちょっと待ってください」

?「それはあまりにもかわいそうじゃないですか?」

「じゃああなたが引き取れるの?」

?「はい、引き取ります」

?「紫音ちゃん、行こう」

『ぇあ、は、はい』


花の様に綺麗に散りたい

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