テラーノベル
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廊下の奥から 足音がまた響く
その音を聞く度、体ががびくっとする
「、、、いこう」
小さく言う
「ココ、、、あぶない」
二人で部屋を出る
廊下は薄暗く
壁のランプが弱く光っている
みどりが館の見取り図を見ている
「こっち、、、」
指さした先
《キッチン》と書かれている
足音を立てないよう、静かに廊下を進む
そしてある古い扉の前で足を止めた
そっと取っ手を回す
音を立てながらゆっくり扉が開く
中はキッチンだった
大きな調理台に 錆びた包丁、
壁には古い棚
皿が何枚も並んでいる
割れた皿が床に散らばっている
みどりは何かを見つけたのか
引き出しの方へと
吸い寄せられるように近づいて行った
その時 奥の扉から
カタンッと 小さな音がした
二人ともピタッと止まった
隣でみどりが小さく言う
「、、、だれ」
ゆっくり奥の扉が開く
あの化け物でないことを祈るしかない
そこから顔を出したのは
「、、、あれ?」
レウクラウド、赤髪の青年だった
「やっと人に会えた、、、!」
安心したように ほっとした顔をしている
「よかったぁ、、、」
その時レウは手元 の皿に気づかず
レウの腕が皿に当たり机から落ちて
大きな音を立てて割れた
三人とも固まるしか無かった
その次の瞬間、 廊下の奥から
ドン、、、
あの重い足音、
みどりの顔が青くなる
「アー、、、きたナ」
ドン!!
足音が近づく
レウが目を見開く
「まずいなぁ、、、ここ一方通行なんだけど」
ドンッ!!
青い影が廊下の角を曲がる
三人で一目散に走り出した
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