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私の個性は、『魅惑』
男性をフェロモンで惑わせる。
なんとまあ、女の子からは嫌われる確定の個性で。
昔は個性が制御できなくて、
幼稚園とか小学校の時は
クラスの男の子みんな私の事が好きだったから
その頃から女の子からよくいじめられていた。
いじめの対象だった。
私のママはAV女優。
私のパパはAV監督。
家庭環境も最悪だった。
当然、学校ではいじめのネタだった。
中学に上がれば男の子からも
「泡水 姫(あわみず ひめ)に近づくと性病がうつるぞ〜」
「きたねぇ〜〜〜」
と、菌扱いされてた。
不登校気味な学生生活だった。
私の名前、
泡水 姫。
「風俗嬢にでも転職すれば〜?」
嫌だった。
なんもかも嫌だった。
個性なんか無くていいと何度も思った。
個性なんて使ってないのに、
行く所行く所で男性にはセクハラを
女性には嫌がらせを受けた。
なんで?
なんで私のことをちゃんとまともに見てくれないの?
家族の事は好きだった。
ママもパパも好きだったし、
仕事現場に一緒に行ったことだって何度もあったけれどそれが汚れた職業だなんて1度も思ったことない。
嫌だった。否定されるのが腹が立った。
だから、私は個性を使わず、生きていくんだとママに言って、家を出たんだ____
ママ「いつか、あなたの個性を使ってでも落としたい男がいたらママにも紹介してね♡」
ママはそう言っていたけれど____
『あっ…あの、私…泡水 姫っていいます!
この後よろしければお時間ありませんか!?』
今、この時だと思ったんだ____