シェアする
兄貴が死ぬ、2日前、兄貴は、俺に会いに来た。
滅多に家には帰ってこないから、
不思議な思い聞いてみた。
「兄貴、なんかあったの?」
「え、いやなんでもないよ。ただ久しぶりに秋夜に会いたくて。」
「ふぅん、じゃあせっかくだからなんか作るよ。」
「やったぁ!秋夜の飯!」
兄貴は俺の飯を美味そうに食べて、
そのあと、一、ニ時間したら帰って行った。
「母さん達に会わなくていいのか?」
「いいんだよ、今日は秋夜にあいにきたんだから。」
「じゃあ気ぃつけて帰れよ。」
「うん、ああ、そうだこれ秋夜に
あげる。」
そういうと、兄貴は、懐中時計を
くれた。
「残念ながら、その時計の中には宝の地図は、入ってないよー」
「いらねえよ、、、それにしても、なんでいきなり懐中時計?」
「秋夜、来週誕生日だろ?俺、その日来れそうにないから、早めのプレゼントってこと。」
「なるほどな、ありがとさん。」
そうして、人生最後の兄貴との時間が終わった。