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死者が笑って、生者が泣いた

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死者が笑って、生者が泣いた

1 - 第2話突然の訪問者

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2022年02月04日

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兄貴が死ぬ、2日前、兄貴は、俺に会いに来た。

滅多に家には帰ってこないから、

不思議な思い聞いてみた。

「兄貴、なんかあったの?」


「え、いやなんでもないよ。ただ久しぶりに秋夜に会いたくて。」


「ふぅん、じゃあせっかくだからなんか作るよ。」


「やったぁ!秋夜の飯!」


兄貴は俺の飯を美味そうに食べて、

そのあと、一、ニ時間したら帰って行った。


「母さん達に会わなくていいのか?」


「いいんだよ、今日は秋夜にあいにきたんだから。」


「じゃあ気ぃつけて帰れよ。」


「うん、ああ、そうだこれ秋夜に

あげる。」


そういうと、兄貴は、懐中時計を

くれた。


「残念ながら、その時計の中には宝の地図は、入ってないよー」


「いらねえよ、、、それにしても、なんでいきなり懐中時計?」


「秋夜、来週誕生日だろ?俺、その日来れそうにないから、早めのプレゼントってこと。」


「なるほどな、ありがとさん。」

そうして、人生最後の兄貴との時間が終わった。

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