あっしに名は無いが他人からは、座頭市と呼ばれやす。座頭市と言っても名ではなくこれはあっしみたいな体質の人間に付けられる階級の呼び名みたいなもんで生活は按摩(あんま)をして日銭を稼いで暮らしている 。
親や兄弟が居るのかも知らない、物心ついた頃から寺で育てられ生きる最低限の術を身に付け周りの子等に迷惑にならぬ様に年頃になったら寺を出て街の荒屋を寝ぐらに生活を重ねていた。あっし等は目が見えてない、故に座頭の市
正確には「座頭の市」と言う目の見えぬ者らしい、あっしが他の座頭市と唯一違うのは訳あって仕事先でヤクザの親分方を何人か斬り殺してしまい賞金首になってるこでさぁ
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