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ヤンデレに死ぬほど愛されたい件について

第2話 - 第一話

2025年07月29日

#Vライバー

黒朱鷺

何となく生きてきた、死ね勇気も生きてる理由もなくて…

ただ愛がほしかった、その人のために生きてたいと思えるような。そんな愛がほしくて、それが手に入らないと気付いたのはいつのことだったか…

初めて好きになったあの子は、自分の要望に応えてほしが相手の欲しいものはくれない人だった。【あぁ、これやってくれたら朱鷺を好きになってあげようと思ったのに。】ねぇ、知ってる？君がそれ言うのもう１００回目くらいだよ？もういいよ、もういらないからだからもう何も求めないで分かってても答えたくなるから。

俺を初めての友人でずっと一緒だといった彼女は、俺を嫌いなほかの子たちに可哀そうだと思われてそちらについていった。【私ね、読書が好きなの】そう言われたから外で遊ぶのをやめて好きになったのに。【笑ってないと朱鷺ちゃんじゃないよね】そう言われたから笑って弱音を吐かないようにしたのに。もう何の意味もなくなってしまったのに、それなのに本を読むことも作り笑いをすることもやめられなくなってしまった。君はもう戻ってこないのにね。

【友達になろう】いいよ。君は何がほしいの？新しい友達？欲しいものが手に入ったら教えてね。そしたら邪魔しないから。【私、折り紙と絵をかくのが好きなの】わかったよ、一緒にやろう。【あの子と近い！】ごめんね、気を付けるよ…。【助けられなくてごめんね。】いいよ、あの子と仲良くなりたいんでしょ？あぁ、もう仲良くなれたのかじゃあもう俺はいらないね。

いつからだっただろう、自分がわからなくなって泣けなくなったのは…。【うわー、朱鷺菌が移ったわ】それは痛いなぁ…。【とっとと国に帰れよ】ここで生まれて育ったんだけどな…。殴られるのはさすがに痛いけどまぁいいか…。【泣くな】ごめんね先生、気を付けるよ。【死ねよ】俺だって死にたいよ、誰か殺してくれれば楽なのにね？あぁ、でも【あなたがいなければパパと離婚してたのよ】【お兄ちゃんみたいにならないでね？】そう言われたから生きてなきゃダメかな。ごめんね、死んであげられないや。

【あなたがいなければお兄ちゃんをもっと早く迎えに行けてのよ】うん、知ってるよ。もう何回も聞いたから、だからちゃんと分かってるよ。【この役立たず!!】ごめんね、体調が悪かったんだ。次から気を付けるよ、だからそんなに怒らないで。【なんて冷たい子なの⁈あなたに心はないの⁈】あぁ、ごめんね。ただ周りの人にも迷惑がかかるし、何度も行くのは疲れてしまったから一層のこと俺が死んで兄を連れてくか、兄を殺して弟を守るしかないと思ったんだけど…。間違ってたみたいだね、ごめんね。俺にはもう正解がわからないんだ。【女の子なんだからその言葉遣い何とかしなさい】あぁ、ごめんね。でももう戻れないの、だってこうしてないとだめだから。

ずっと恋愛ができなかったわけじゃない、付き合ったことも体の関係を持ったこともあるけれど結局どれもダメになってしまうんだ。好きって言われたから好きになろうとした、期待に応えようとしたのに…。【○○君にいやなことをされて】ごめんね、俺が何とかするよ。【謝られたけど、なんで怒ってるかわからないって】ごめんね、俺の説明足りなかつたみたい。【また同じことされた】ごめんね、三日しかたってないのに…。どうしてあの子にかまうんだろう、これじゃまるで…。あぁ、そっか本当はあの子が好きなんだ。それはごめんね、俺が振ればあの子に泣きつけたんだね。今からでいいなら行っておいで。【○○君に告白されたんだけど⁈】そっかぁ…。俺じゃダメだったみたい。

【好きだから付き合わない？】いいよ。好きになれるように頑張るね？【今度出かけよう】いいよ。君のこともっと知りたいから。ねぇ、俺に何飲ませたの？まぁいいや、付き合ってるんだもんね。君のやりたい事は叶えるよ。【やっぱ別れよ。君情緒不安定になるし、死にたがりはきついよ。好きなら迷惑かけないでよ】あぁ、ごめんね。ただ嫌われたくなかっただけなんだ。直すから捨てないで…。無理か、わかったよごめん。【またいつか連絡して】…。ねぇ、君がほしかったのって…いや、何でもないよ。ごめんね。

【朱鷺のこと好きだよ？】君は俺の欲しいものくれるといいなぁ…。【ほかの男と仲良くしないで】わかったよ、でも君は女の子と仲良くするんだね。【寝落ち通話とかしてみたい】でも君、唐突にかけてきて自分が気持ちよくなる通話求めて来るじゃない。ねぇ、気づいてる？俺もう何回もその通話じゃなく、お互い好きなことしててもいい穏やかな通話しようって言ってることに。【そのアニメ見ないで】君はネットのアイドルの子を推してるのに？俺にだけやめさせるの？あぁ、そうか。あのね、教えてあげるよ。君がほしかったのは俺じゃない、自分に優しくて思い道理に動く都合のいい子がほしかったんだよ。それは俺じゃなくても、誰でもいいから付き合いたいってことだよ。もういいよ。そんな偽物いらないから。

５年付き合った子に振られた？俺は君のこと好きだよ、優しいし。誰も拾ってくれないって？あのね、君があの子に向けてた愛をずっと羨ましいって思ってたんだ。あの子がいらないなら俺に頂戴？【これ一緒にやろ】いいよ、今日はどこまでやる？【こういうことはされたくない】分かった。やめるね。【これ面白いんだ】【こっち住むならこれ覚えな】あぁ、楽しいなぁ。君がまだあの子を好きでも、ゆっくりでいいからこっちを見てくれればそれでいいから。焦らないようにゆっくり…。【やっぱりあの子を忘れられない。ごめん、苦しんだ。】ゆっくりでいいんだ、焦らないで？待つから。【ごめん】…あぁ、こんなことなら嫌われる覚悟でこっちを見てって縋ればよかったな…。