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ある日の朝。いつも通り青い監獄の選手達は朝食を食べ、トレーニングを始めようとしていた。
___変に違和感を覚えながら。
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蜂楽「あ!分かった!」
潔「何がだ?」
蜂楽「俺なんか朝から違和感あったんだよね。」
玲王「それ俺も!」
凪「ふぇ?」
蜂楽「今日さ、烏と乙夜見てない!」
潔「あ!確かに!」
そう、いつも誰よりも早く食堂で朝食をとっている烏と、遅れて来るもののいつも烏と一緒にトレーニングに向かうはずの乙夜も今日は朝から見ていないのだった。
潔「寝込んでたりしないよな?」
蜂楽「氷織とかに聞いてみたら?」
玲王「他の奴らに聞いたら知ってるかもだしな」
凪「めんどくさ~い」
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潔「あ!氷織!雪宮!」
氷織「あぁ潔くんたちおはよう」
雪宮「おはよう」
玲王「烏と乙夜見てないか?」
蜂楽「今日朝からみてなくてさ♪探してんだよ♪」
玲王「寝込んでないかも心配だしな!」
氷織「確かにみてへんなぁ」
雪宮「じゃあ部屋まで見に行けばいいんじゃない?」
潔「だな!いってみるか!」
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ウィィーン
烏と乙夜の部屋の自動ドアが開く。
だがそこには誰の姿もない。
潔「あれ?誰もいないな。」
氷織「?でもなんか布団ちょっと膨らんでない?」
全員が二人が寝ていたであろう二つのベッドに目をやる。
そこには青い監獄にいる選手とは思えないほど小さな膨らみができていた。
玲王「いや!これ、息してね?」
凪「うん。なんか動いてる。」
雪宮「?猫,,,かなんか飼ってるとか?」
氷織「猫?」
蜂楽「へぇ!マジ?みたいみたい!」
蜂楽が好奇心のままに二つのベッドの上の布団を乱雑に引き剥がす。
全員「は?」
なんと,,,!そこには!
烏と乙夜に似た小さな子供,,,3、4歳ぐらいだらうか?が天使のような寝顔で眠っていたのだ!
凪「え?え?」
蜂楽「子供?」
青い監獄に来てから見ることのなかった子供に選手達が困惑する。
烏「んんぅー,,,」
烏「! ここどこぉ、?」
雪宮「あ、起きちゃった。」
烏「?お兄ちゃん達誰,,,?(ウルウル)」
潔「あ、泣いちゃう、」
玲王「な、泣かなくて大丈夫だぞー?ほら、俺らなんも怖くないから。な?」
氷織「せやで。だから泣かなくて大丈夫やから。」
烏「怖くない,,,?」
雪宮「うん!怖くない怖くない!」
雪宮「俺は雪宮剣優。君の名前は?」
烏「ぼ、ぼくたびと!からすたびとっていうの!」
全員「!?」
ということは、だ。ここにいる子供は烏が子供になった、ということになる。そうすると必然的に烏の隣で眠っている乙夜と瓜二つの子供は乙夜が子供になってしまった姿なのだ。
玲王「と、とりあえず絵心に報告だ!!」
____いつも通り始まると思っていた監獄での日常は、この朝の出来事を期に全ての棟(指導者を含む)を巻き込んでの保育園生活の幕を開けた。
続く