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【⠀??視点 】
『メメント・モリ』
誰もが知っている魔王の名前だ。
世界最恐の魔王として知れ渡っているのには理由がある。
1つ───。
『メメント・モリ』が世界で5体しか居ない死神種の1人だから。
2つ───。
世界は『メメント・モリ』によって支配されているから。
最早世界の理と同じようなものだ。
────その理が、16人の男女によって
今宵、壊されることになるだろう。
「 今 宵 は 世 界 が 揺 ら ぐ 夜 に な り そ う だ 」
そよ風の狭間で、心が躍った。
そんな気がする。
【いえもん視点】
「で、今日はなんの用事ですか、師匠?」
「まぁまぁ、そんな慌てないでよ」
紅茶を片手に紙を取り出す少女。
少女と言うより鬼、と言った方が良いのだろうか。
か弱い人間の俺とは違ってランクSの超危険人物だ。
…まぁそんな危険人物に弟子入りしたのは俺だけども。
綺麗な着物を身にまとい誰とでも華麗に接する師匠でも、
戦いの時はまるで別人。
ランクSの強さを見せつけるような動きと攻撃力、ましてや
防御力までも兼ね備えている。
まさに『狂気の天才』と呼んでいいだろう。
そんな天才が目の前にいると改めて自覚する。
「君宛てに手紙が来ててさ、後で読んでみてよ」
「何で後なんですか?別に今でも…」
「それが、ご丁寧に結界が貼られててさ」
「…!」
『結界』この能力はランクAになった時に開放される能力。
つまり…
「「勝てるかどうか分からない相手」」
「ですよね?」
「流石だねぇ~、ほんと」
そう、俺のランクは“測定不能”。
測定不能とは、ランクがSSS以上か『何かしらの妨害』が
入った場合になる。俺の場合は後者だ。
…いや、後者じゃないとおかしいってことになる。
ランクSSS以上あるのは『メメント・モリ』だけだ。
過去を遡っても世界の理に反したのは1人だけだった───。
『アルカノ・モルティス』
彼は魔王だったらしく、ランクは“測定不能”。
唯一、メメント・モリに立ち向かえる相手だったが、
彼は戦わない道を選んだ──。
理由は不明。その後アルカノは、
メメント・モリにより命を失う事となった。
「私はね、思うんだよ。」
「君がさ、あの『アルカノ・モルティス』の生まれ変わりじゃないかって。」
🪽再スタート頑張る!!
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡1
コメント
3件
おー!めっちゃ物語の内容が変わってる…?頑張ってね〜!