テラーノベル
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珍しいカプ…かもしれない
🍇(颯馬)✖️💡(伊波)
⚠️ちゅうい
飲み会でお持ち帰りするやつ
颯馬に関してはにわかなので口調とかがアレかも(ごめんorz)
r15くらい(?)
本番はなし
↓本編
『ライさん大丈夫?』
「ん、だいじょーぶ…」
『絶対大丈夫じゃないって…』
今日はにじさんじの(元)新人男子達で飲み会をしていた。数名は不参加だが。
そこでライさんが酒で酔い潰れた結果、俺の肩に頭をのせ、今にも寝落ちそうになっている。
ヒーロー達曰く、普段はライさんが酔い潰れることは無く、むしろ介抱する側らしい。
じゃあ誰がライさんを介抱するのかという話だが、他のメンバーは電車や明日の都合で早めに抜けたり、またライさん以外の酔い潰れたメンバーの送迎などで、都合が合うのは俺しかいないらしい。
というわけで、俺はライさんを家に帰すべく、会話を試みているのだが、当の本人はもう眠気が限界なようで、回らない呂律で曖昧な返事しかしてくれない。
『ほら、ライさん、帰りますよ』
「ん〜…ぅん…」
『背中乗ってください、…よいしょ』
「…うん……」
よし、何とか背負えたぞ…あとはライさんの住所を聞き出して無事に送り届けるだけ…!
『じゃあお会計お願いします、すみません』
「おう!そっちこそライのこと頼んだ!」
『はーい、じゃ失礼します〜』
ライさんを背負って店の外に出たは良いものの、ライさんはもう完全に眼を閉じて眠りに落ちてしまったようだ。
『ライさーん、起きてる?…訳ないよなぁ…』
さて、どうしたものか。簡単には起きてくれなさそうだし、そもそも無理に起こすのは気がひける。
しょうがない、俺の家に連れて帰ろう。
悩んだ末に出した、おそらく最適解はそれだった。
幸いなことに、俺の家はここからかなり近い。
それからの事は帰ってから決めればいいだろう。
俺も多少酔っていたためか、そんな投げやりな思考のまま、背中にライさんの体温と重みを感じながら家まで歩いた。
『…よし、着いたぁ…』
とりあえず無事に家に着いて安心する。
『ふー…疲れた…』
俺より背が低く体重も軽いとはいえ、成人男性を背負って歩くのはかなり身体に応える。
もうひと頑張り、と気合いを入れ直し、寝室まで歩く。
寝室の窓から差し込む月明かりを頼りに、ベッドにライさんを降ろし、端に腰をかける。
「…そーま……?」
『!起きちゃいましたか』
「おきちゃったって何、ねてるとこおそうつもりだったの?」
『や、そーいうわけじゃ…』
「そーまのえっち」
ライさんがニヤニヤしながら、揶揄いを含んだ声色で言う。
あちらは冗談で言ったつもりなのだろうが、俺はその色気にやられてしまい、言葉に詰まる。
眠そうに半分閉ざされた、ルベライトの潤んだ瞳に、 前髪の隙間から覗く長い睫毛。
薄く開いた口からは真っ赤な舌が見える。
可愛らしく丸みを帯びた頬は紅く染まっている。
官能的だ。そう思ってしまった。
そういえばライさんの顔をこんなにまじまじと見たのは初めてだ。
すごく可愛らしい顔立ちしてるよな、女の子みたいだ…なんて考えていると、彼が不安そうに眉尻を下げてこちらを覗き込む。
「そーま…?どうした…??」
『え、あ、いえ、大丈夫です!』
「そう…?」
だめだ颯馬、しっかりしろ。
男の先輩に劣情を抱くなんてどうかしている。
そうだ、きっと酒のせいだ。
ライさんがこんなに色っぽい顔をしているのも、それを官能的だと思ってしまうのも全部。
そうやって頭の中で言い訳をして、彼の頬に手を添え、唇を奪う。
『ちゅ…』
「んっ…!?」
『っは……』
「はぁっ…///、そーま…?」
『ッ…!!ごめんなさいっ…!!すみません、』
唇を離してすぐに我にかえり、とんでもない事をしてしまったと謝る。
「ん、いいよ、そーまなら…」
『は!?』
何でそんな事を言うのだろう、そんな事言われたら勘違いしてしまうのに。
「ね、そーま…もっかい、ちゅーして…?」
『…!?』
彼はそう言って眼を瞑り、いわゆるキス待ち顔をする。
その言動に理性を破壊された俺は、彼の言葉に従い、もう一度口付けをする。
『ちゅ…♡、ん…』
「っん…♡んぅ……♡♡」
もう欲望には逆らえない。
彼が口をちゃんと閉じていないのが悪いんだと、再び脳内で言い訳をし、唇の隙間から舌を捩じ込む。
「んっ!?♡、んん…♡♡」
舌で上顎を舐め、歯列をなぞる。
薄暗い部屋には下品な水音とライさんのくぐもった甘い声だけが響く。
熱い舌の感覚におかしくなってしまいそうだ。
彼の可愛い反応を堪能しながらしばらく続けていると、胸をトントンと叩かれる。
普段ヒーローをやっているとは思えない程か弱い力で俺の胸板を叩く彼に庇護欲が湧いた。
「っは、はーっ、はー…///」
『はあ、はあっ…///』
息を整えつつ彼を眺める。
長めのディープキスをしたせいで呼吸を荒くし、さっきよりも更に顔を上気させている。
額や首筋からは汗が流れ、涙目になっている。
開いたままの彼の口の端から、どっちのものかもわからない唾液が溢れる。
…これは本当にダメかもしれない。
俺はきっと今夜、理性を取り戻すことなんてできない。
『ごめんライさん、俺もう我慢できないわ』
「…おれ、そーまになら、何されてもいいよ」
彼はそう言って、俺に向かって両腕を広げて微笑む。
「だから、おれのこと…好きにして?♡」
後半に続く…
あとがき
なんか長くなりそうなので分けます。
ちなみに後半はまだ書いてませんがr18の予定です。
颯馬と伊波がしょっちゅう恋人ムーブしてる気がして、これは書くしかねぇ!ってなったので勢いで書きました。
というか颯馬の伏字が調べてもいまいち分からなかったためファンマ表示にしました。
では!bye ( ^_^)/~~~
コメント
2件
初コメント失礼します 颯馬さんと伊波さんのcp結構マイナーで見たことないなと思いながら見ていましたが、結構尊くて新しい扉が開いた感じがしました( ノベルの書き方が主様を見つけた時からすごく尊敬でした✨ 今回も最高で、表現の仕方もすごく好みで大好きです! 後編も楽しみにしてます、頑張ってください🔥