TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

迷惑メールを無視したら…

一覧ページ

「迷惑メールを無視したら…」のメインビジュアル

迷惑メールを無視したら…

第11話 - 第11話

3,337

2023年09月02日

#文豪ストレイドッグス

#夢小説

村瀬 _ むらせ

シェアする

この作品はいかがでしたか？

3,337

村瀬 _ むらせ

プロフィール

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール

テラーノベルのスクリーンショット

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ホーム

検索

通知

本棚

お久しぶりです！！

ご心配のコメありがとございました🐈体調よくなりました〜！^ ^

それとフォロワー100人もありがとうございます！！いいねも！

それではどーぞ！！

治くんから信じられない言葉を聞いて困惑する私 ──

いやいや何言ってんの！？私と治くんが恋人同士だなんて有り得ないから！

しかも会った事すら無いのに。

『あのさ、其れって貴方の妄想？』

「は？」

『……。』

やばい、一気に治くんの機嫌が悪くなった。急に真顔になって「は？」は、普通に怖い…。

そもそも怒る理由が判らない。被害者の私が怒る事なのに加害者の治くんが何故怒るんだ

「〇〇ちゃんと私は1ヶ月前恋人になったばかりで、中々逢えない代わりにメールを送り合う約束だったじゃないか。なのに〇〇ちゃんは全く返事返して呉れないし返事が返ってきたと思ったら他人行儀だし私以外の男に笑顔を振り撒いて楽しそうに話しをしているし同棲しようと案を持ち掛けても何の返答もして呉れないし心中すらして呉れない。

だからこうして迎えに来たのだよ。」

『なんだこいつ…』

「逢引に何度誘っても無視、朝一番に〇〇ちゃんの声が聴きたいから起こしてとお願いしたのに無視、君の手料理が食べたいから作ってとお願いしても無視、入水して風邪を引いてしまったから看病してとお願いしても無視、わざと君の直ぐ近くで美女に心中に誘っても無視＿＿＿。私のお願い全て、何もかも無視。」

『…………。』

「構って欲しくて故意に無視しているのだろうと思って我慢していたけれど、真逆“浮気”していたなんて流石に看過出来ないよ」

『＿＿＿は？』

浮気？こいつ何言ってんの

さっきからずっと意味不明な事ばっかり聞かされてるけど、浮気って何だよ！そもそも付き合って無いのに浮気って……。

「恍ける心算かい？」

『否恍けるもなにも身に覚えが無いんだけど!?って云うか私達付き合ってすら無いじゃん！』

「は？」

『もう嫌だこの人』

本当の事を言っただけなのに一々不機嫌そうに「は？」って云うのやめてくんない!?

後君さぁ、さっきから目にハイライト無いけど何処いった？

「〇〇ちゃん、君の浮気相手は

＿＿＿＿＿＿＿ドストエフスキーだ」

『………｡』

治くんの頭を思い切りぶん殴ったら元に戻るだろうか？

治くんの末期な妄想の世界で、私はフョードルさんと浮気しているらしい。

一体全体どう云う解釈をしたらそんな考えに成るのか理解出来ない。もし今までの事を真面目に言ってるのなら治くんの妄想癖は常軌を逸している。

「太宰くん、其れは違いますよ」

『…!!』

フョードルさんが治くんの発言に異議を唱えた。

そうだ！善く言ったフョードルさん！！お前の言ってる事は間違っていると言ってやれ！

共犯でどっちも屑かと思ったけど貴方はまだ…ほんの少しだけ治くんよりフョードルさんの方が比較的良いのかも知れない。

─などと思っていた暢気な自分を殴りたい。

「〇〇さんの浮気相手は

太宰くん＿＿＿貴方ですよ」

「『は？』」

「〇〇さんと正式にお付き合いをして居るのは僕です」

『…何だって？』

「ぼくという者が居るにも拘わらず、太宰くんと浮気とは迚罪深い」

『待て待て待て、待って！』

「太宰くんとは遊びだと云う事は解っています。本来であれば太宰くんを殺して〇〇さんの四肢を切断し、ぼく以外の人間と干渉出来ないよう誰にも居場所が判らない場所に監禁しなければいけません。」

もう嫌だ帰りたい頭が痛い胃が痛いこの2人と話したくない顔も見たくない本当に無理なので帰りたいもう誰でも良いから私を解放してお願いします

「ですが貴女が心から誠心誠意謝罪し、ぼくに許しを乞い、二度と目移りしないと誓えば今回は目を瞑りましょう」

『いや待って、だから色々間違ってるから！私はフョードルさんと恋人同士じゃないし治くんとも何もないから！』

「何を言っているんだい？〇〇ちゃんと私は正真正銘恋人同士だと言っているだろう」

「其れは違うと言ったはずですよ。彼女の恋人はぼくです」

「違っているのは君の方だ」

『いい加減にしてよ！！お前ら2人とも違うって云ってんだろーが!!とりあえず黙れ！5分だけ黙っててお願いだから!!』

もう無茶苦茶だ。私が恋人やらぼくが恋人やら浮気やら、もういい加減にして欲しい。

初対面の異性に恋人とか浮気とか云われた私の身になってよ！本当に身に覚えが無さすぎて恐怖だよ

───もうどうしたらいいのか私には判らない