けどやっぱり君には勝てない
🚨今回馬鹿げてるぐらい長いです💧
🚨書きたい範囲が入り切らなかったので『2話』更新します💧💞
夕刻。空は黄金色でまばゆいばかりの黄色。
あっかん、……もう意味わからん。
さっきまで一緒にカフェにいたはず。3時過ぎ当たりだろうか。やっぱり手ぇ繋ぐんがあかんかった??
なんで……
なんで僕今押し倒されとるん。
家に帰ってきて早々、まだ荷物しかおろしていない。なんなら荷物下ろしてすぐ、何かと思えば急に手を掴まれて、気づけば背中はリビングの床とピッタリくっついている。びっくりして鳴海さんを見るが、完璧に厚い前髪で顔が隠れていて見えない。
頭の中を必死にぐるぐるして思い出す。これも違う。あれも違う。思い当たるふしがない。え、やっぱり手??繋がない方が良かった感じ??いや、だって、……ポケットまで手突っ込んで手繋いだのがダメ??てかその時めちゃくちゃになんかやらしぃ触り方されたけど?あれこれやない??あれ原因これか??
自分は一体どこでこの人の火をつけてしまったのだろう。いや、別にえっちしたくないとかそーゆーのじゃない。むしろ久しぶりだったし、…、?だって3日ある、し、……?、だから別に、……
でも今??え、まだ帰ってきてすぐですけど??
とにかく頭の中は混乱。もう訳が分からずずっと考えてる。
次の瞬間、また
また繋がれた手に違和感。指先が触れるか触れないかのところでずっと手のひらを触られる。
え、もしかして自分手ぇ性感帯、??いやでも普通に今まで繋げてた。急にこの人がこんなやらしい触り方してくるからだ。絶対。性感帯じゃなくても手の甲や、手のひらの手相を触られると無意識に手がピク、と動いてしまう。
ダメだ、まだ何もしてないから、、
まだ……ほんとにっ、…
鳴海さんの胸に手を付き少し抵抗する。
「ま、まだ、……なにもしとらんから、」
「あかん、……、」
「何がだ??」
いけずいけずいけずいけずいけず
ほんまにこの人っ、……
よくよくみると少し口角上がってるし
「せ、せやから、っ、」
「まだ、…ぇっち、せぇへん、……」
最後の方はもう声が出なかった
恥ず、、、、
「……」
「えっちしたいのか??」
「は、?」
「ボクはただ手繋いでるだけだが?」
によによと笑いながら急に優しくきゅっと恋人繋ぎをしてくる。
あっかん。こいつほんま……っ、
「なっっ、……」
「ふーん、、宗四郎くんはえっちしたいのか。」
によによとバカにしてくる。ほんまにしばきたい。アホアホアホ。てか宗四郎くんってなんやねんっっ、
「っっ、……」
「ふ、かわいーなあ」
「っ、……アホ、!!もう知らへんッ、!!」
「絶対えっちせえへんからなもう!」
「今日は1人で勝手にしこって寝ろアホっ、…!!」
「ぇ、まっ、」
、
数時間前にこんなことがあったため、ボクは今1人ソファでいろいろ萎えてます。
おかしい。ボクの想定ではその後保科がねだってくる予定だったのに…………。。。
煽りすぎたか……。あーーー、最近何もかも上手くいってない。過去一レベルで下手くそな休日だ。
ソファにもたれかかって完全にダウン。ぼーっとしながら天井を見る。もう飯も食べ終わったし風呂も入った。え、まじでなにもしないのか??
セックスしたいってだけじゃない。普通に宗四郎に触りたかったし、最近公でも会えなかったから寂しかったし、……。。こちとらただの性欲モンスターじゃないし。いや、……今からでも挽回できる。
今目の前て髪の毛を乾かしている恋人。
いや待て、どう挽回しろと??
えっちしたいって近づいたらただのバケモンだろ。。。やっぱり1人でやれってことか??
いや、できないことは無いがさすがにキツイだろ、……。。。
終わった、…………。。ただでさえ今目の前でうなじ丸出しの服着ながらドライヤー使ってるやつがいるんだぞ。くそ、……ちょっとムラッてしてきたじゃないかくそ、……。。。くそ、……。
はああああ、諦めて宗四郎の写真でも見るか。もうボクは今目の前の冷たい恋人に耐えれない。
スマホをスクロールしながら次々に出てくる保科を見る。
かわいーなあ、……、。。
目の前に実物がいるのに、写真の中の保科に釘付け。写真の中の宗四郎はあたたかくて可愛く笑ってる。ボク今めっちゃ最低かもな、。。
そんなん目の前の宗四郎より写真の方がいいって言ってるようなもんか、……。
もうなにも考えられない。
、
さすがに言いすぎたやろか、、、
え、ほんまにどないしよ。。今日これ何も無く終わる、??それはちょっと寂しいんやけど、…。
テレビの反射越しにソファに座る鳴海さんを見る。
は??なにあの顔。なに見とるん、、、。。しかもずっとスマホばっかりスクロールしよって、…。え、もしかしてやけどほんまに今日僕以外の見て……、、、??
心がザワザワしてきた。胸の奥が少しきゅっと苦しい。
そんなん嫌、……なんやけど、、。。
自分で言ったくせにほんとにそーやられるのは気に食わない。自分勝手で嫉妬深いなあ、……。
勝手にしろって言うたんは僕やけど、……そんな何もされすぎんかったら嫌、……やし、。。ほんまに僕以外、、とか、やったら、……。。
心の奥底深くでグルグルとうずまき出す。考えが長引いて確信に繋がる度にきゅぅぅと胸が締め付けられる。
まだずっと見てる。何見とん、……あほ、、。
あかん、……、、、
寂し、……ぃかも、…。、
、
もうドライヤーの音も消えてテレビの音しか聞こえない。今日はもうダメかな
明日に託すか。
それでも手は止まらない。夢中になって画面をスクロールして保科をみる。
画面に釘付けになってると、少し、体が沈む気がした。びっくりして横に目を向けると、宗四郎が隣に座って不満げにこちらを見ていた。
ぇ、……なに、…………、?
「……それ」
「な、なんだ、?」
不満気な顔でボクのスマホを覗いてくる。
「、、……」
「、ほ、ほしな、……?、」
「っ、…」
「ここに、……居るやん、…」
「は、??」
ここ、??何言って、……
あ、…、
「ぇ、いや、……そのっ、…」
「っっ、……」
「寂しくなるやん、………、そんなんされたら、」
「なっ、……」
心臓がきゅぅうっと痛くなった。
くそかわいい、、、……
「……、ごめん、、…。」
「…、、ごめん」
「、っ、……」
「…その、……、…」
「っ、…」
「……、、」
らしくもない。なにか言いたげな感じなのにずっと言わない。いつもならなんでもズバッと行ってくるのに。
「っ、……」
今、目の前の恋人の頬目掛けて手を伸ばす。
ねくすと(70)はやく読んで来やがれ
✩.*˚
コメント
4件
はぁぁぁぁあああ
読んできまーす!!!!うっわあああああ楽しみッ
はーいはいはいはいはいはいはいただいま読んできまーす‼️‼️ 感想は2話分たっぷり凝縮してお伝えします💖💖