ーーキンコンカンコーン
…なんか放課後、体育祭の練習があるらしい。まぁ、丁度いいや。棄権しよって話そ。
「あ、なおきりさん行こうぜ」
「はい!…うりさんのバトン係ってなんなんでしょう?怖いですね…」
「マジそれ。なおきりさん守って」
「ふふふ、漢なおきりに任せてください!」
「ーーうりッ!」「うりさん!!」
決められた集合場所である体育館に着くと二人が目の前に飛び込んできた。
「よー、二人とも、どうしたそんなに慌てて」
「え、えっと…まずこっちに来てください!」
「お、おう…どうしたんだ」
ヒロくんに誘われ、俺たちは体育館裏に着いた。
「…で、どうしたの」
「…それが、俺たちは一年生だから体育祭の各種目の説明を受けたんです。その…今回俺たちが選手になった種目にうりさんの『バトン係』がありましたよね。それが…」
ーー「えー、1、2年生混合リレーは、走る選手3人、そして『バトン係』一人で、行う種目です。体育祭は、仲間との絆、そして愛を育てるものであり、夜に開催します。バトン係は、走る選手と繋がり、次の選手へ繋いでいきます。スタートの合図と共にバトン係の穴を解し始め、繋がった後、走行開始です。優勝した組には、真実の愛を賞するものとして、他の生徒は、その輪に入ってはいけないという校則を授けます。優勝の鍵は、勿論愛し合うこと、そして解しやすくするために、体育祭練習の時間にヤりまくっておくことです」
「ーーって感じで、どうやらうりさんは、俺たちに犯されないといけないらしい」
「…は?!絶対に嫌だ!なんだその種目は?!無理無理。まだ彼女もいないのにもっと出来なくなるじゃん…。お前らも俺とヤるの嫌だろ」
「…そんなことないですよ」
「…….え?」
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