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この話ボツかも……
ネタが無いです😭
もしかしたら消すかも
第4話
『密室に咲く毒花』
呼吸が浅くなる。
薄暗い部屋。閉ざされた窓。
ジヨンは小さくなって膝を抱え、ふくらみ始めた腹にそっと触れる。
🐼「ジヨンさん、寒くないですか?」
スンリの声は優しかった。
けれどその優しさは、空気のように薄く、どこか歪んでいた。
🐲「……出してほしい、スンリ」
🐼「それは、できません。ジヨンさんは……もう僕のものですから」
微笑むスンリの目は、何かが壊れていた。
⸻
最初は、ただの不安だった。
妊娠がわかってから、スンリの態度は劇的に変わった。
🐼「ジヨンさんの身体は、もう一人の命を背負ってるんです。無理はさせられません」
🐼「外に出るなんて、何かあったらどうするんですか。そんなの、僕は絶対に許せない」
監視、管理、制限、支配――。
けれど、そのすべてに「あなたを守るため」という言葉が添えられていた。
そして、ジヨンは徐々に思考を奪われていく。
🐲(……誰も、ここまでしてくれなかった)
TOPは違った。
無口で、乱暴にも見えたが、必ず避妊していた。
🔝「妊娠とか、そういうの……お前が望んでる未来じゃないなら、巻き込めない」
淡々としたその声は、なぜかとても大人びていて、いまのスンリとはまるで違う。
TOPは今もジヨンを見ている。
誰にも言わず、密かにスンリの家の近くを監視していた。
“あいつは壊れてる。
だけどジヨンは、それに気づけないほど疲れてる。
誰かが止めないと、命を落とすのは……あいつだ。”
⸻
🐲「ねえ、ヨンベ……テソン……」
スマホの画面に映る二人の顔。ジヨンの声はかすれていた。
☀️「大丈夫、ジヨン。ちゃんと聞いてるから」
🐲「スンリが、部屋に鍵を……つけた。昨日から、出られない。ずっと一緒にいる。ご飯も……勝手に決められて」
👼「……ジヨンヒョン、それは監禁だ。危険な状態だよ」
テソンの声は静かだったが、明確な危機感があった。
🐲「でも……怖くはないんだ。むしろ、少し安心する……」
👼「……安心?」
🐲「誰にも奪われないって、スンリが言うんだ……僕は、彼のものだって」
⸻
静かな夜。
スンリはベッドの横で膝をつき、眠るジヨンの手に自分の頬を押し当てていた。
🐼「大丈夫です……ジヨンさん。僕が、全部守りますからね」
🐼「この子も、あなたも……僕がいれば、もう苦しまなくていい」
暗闇の中、彼の瞳だけが熱を帯びていた。
ジヨンの目蓋がわずかに揺れる。
その寝顔には、かすかに安堵のようなものが浮かんでいた。
愛という言葉のかたちをした、深い孤独と依存が、二人を絡めとっていく。
下手😭