テラーノベル
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「さぁ、お姉さんの絵を見てみましょう。」
私は何故か半笑いで大舞台を迎えている。
こういう時に人は半笑いのマヌケな顔になるのだろうか…。
いよいよいろんな意味での大作のお披露目だ。
ついに私のあの絵が皆の前に掲げられている。
「わ〜」
「すごーい!」
「なんて言う描き方なの?いっぱい練習すれば描ける様になる?」
(え⁈なんだか予想もしない感嘆の声が聞こえてきてるけど…。)
(極限を迎えいよいよ都合の良いように幻聴が聞こえてきたのか。)
「そ、そうだね。独特な芸術的な描き方をしているね。」
絃さんは選びながら言葉を発した様な感じだ。
しかし予想に反して絃さんもあの’象形文字’に好意的な感じがした。
(一体どうなってる?実は私は天才か⁈)
「これは’つがい’の小鳥だね。 」
絃さんははっきりとこう言った。
そして子供達は口々に予想外の言葉を発する。「わーお姉さんすごい!」
「ピカソみたいだ!」
いよいよ私の耳もバカになったのか。
でもしっかりとピカソという世界の巨匠の名前が聞こえた。
勝手な私の心の中での苦尽甘来とでもいうのであろうか。
とにかく恥はかかなくてすんでいるようだ。
それにしてもあの’象形文字’から鳥ということはなんとか判断出来るとしても小鳥かどうかはわからないはず。
つがいの小鳥の絵だとすぐに絃さんはわかったということはやはりあのキーホルダーが’つがい’である事を知っているし絵を見て驚く様子もなかったところからして私が持っているかキーホルダーの事を知っているかをわかっている可能性が高い。
絃さんは私の絵を今一度じっと見つめそして少しうなづき私に返した。
絵を私に返す前に少しうなづいたように見えた気がしたのだ。
何か含みのあるはっきりしないままではあったが私の絵が巨匠と並ぶという訳のわからぬ展開になって恥を免れたのは良かった。
そして絃さんはあのキーホルダーの何かを知っているということははっきりした。
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コメント
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第46話、読み終わりました!主人公の「半笑いで大舞台」っていう心境、めっちゃわかる…(笑) でもまさかあの象形文字みたいな絵が「ピカソみたい!」って絶賛されるなんて、予想外すぎて私も一緒に驚いたよ。そして絃さんの「つがいの小鳥」って反応、やっぱりキーホルダーのこと知ってるんだね…!含みのある進展、じわじわくる不安と期待が混ざってて、続きがすごく気になる話でした🖤