後悔のない人生を送ろうと努力してきました。なのでできるだけやりたい事ややるべき事をしようと努力はしてきましたが、結局のところ後になってからもっと上手くできたはずだとか、こうすれば良かったああすれば良かったと自分を責め続けてきました。きっと人間は自分には出来なかったことや、無いものを欲しがってしまうものなのだろうと気づくにはかなりの時間がかかってしまいました。私は対人関係が苦手で、ふとした時に相手を傷つけてしまうことがあったのです。傷つけた事を知るのは相手と久しぶりに会った時です。私のことが嫌いになった人は皆同じような顔をします。引きつった笑顔と合わそうとしない目線、それを見た時初めて自分が何かしてしまったと気づくのですが、その時私は気づかないフリをして、夜寝る前に何がいけなかったのか一人で悩むことがよくありましたが、時間が経つにつれて傷つけてしまったことで自分を責める事をしなくなり、挙句の果てには理解してくれない相手が悪いのだと思うようになりました。そうならなければ、私はきっと自分を愛すことができなくなるから。そう思った方が、罪悪感で押しつぶされなくて済むから。私はずっと、後悔して、逃げ続けてきました。そんな自分でも、私は信じて愛し続けようと思います。なぜなら後悔しない人生を歩んで生きたいからです。自分が間違ってることに気づいた時、その時今までとは比べ物にならないくらい後悔してしまうと思います。そうなったら私は、どうなってしまうのだろう。気づいてしまうことが、私は恐い。