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加茂憲倫の小説部屋🟪🟦
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ささのはだよ
ーとある病院ー
薄暗い病室でゲヘナ最高戦力、空崎ヒナが目を覚ます。だが他校のトップ、小鳥遊ホシノと戦った時の傷はそう簡単に癒えるものではないのか、ベッドから起き上がる足はおぼつかない。彼女はそこで異変に気づく。
ヒナ「…?」
あまりに静か過ぎる。深夜帯ならともかく今は夕暮れ時。廊下からの足音も聞こえない。まずは自身の愛銃を探すが…病院側に預けられている様だった。ひとまず状況を把握する為廊下に出るが相変わらず人の気配がない。そもそもここはどこの病院だろうか。窓からの景色を見る限りゲヘナでもないようだ。
ヒナ「誰か…いるかしら。」
自分が歩くよりナースコールを押して医師を呼ぼうとベッドに戻りナースコールのボタンを押す。だが何処か嫌な予感がした。
ヒナ「…何?この音。」
ナースコールに反応して医師が来たのか廊下から足音が聞こえる。しかし妙な事にそれは足を引きずるかの様な…ずり、ずりという謎の音。勘で咄嗟にベッドの下に潜り込む。…自分は何をしているのだろうか。戦いの気疲れか妙な心配をしすぎではないかと正気を疑う。どうせ部屋に入ってくるのは看護師か医師だろう。そう思い結局出ようとした時。
ガラッ
病室の扉が勢いよく開く。ヒナは咄嗟に隠れる。ベッドの下から見えるのは..褐色肌の誰かの足。と言っても誰のものかは大体明確だ。同じ風紀良いんであるイオリだと思い飛び出そうとした時、再び違和感に気づく。
ヒナ(何故あそこまで歩き方がおぼつかない…?)
自分の視線に映るその足は子供が展示用のマネキンを弄り遊ぶかのようにカクつき、とても常人の動きとは思えない。ヒナはそのイオリと思われるモノが本人か確認するためベッドの下から少し動き外の様子を伺う。目に映るその足を見る限りこちらには気づいていないよう。何とかバレない程度に外を見ると…
イオリの足そのものを無理やり自身の身体に貼り付けて動く、膨れた化け物そのもの。
ヒナ「っ…!!」
少し声を出してしまったかソレがこちらを向く。息を殺して出方を伺う。その瞬間ベッドが持ち上がる。
ィ愞い…い..長….い…
膨れ上がったその身体に自身の身内の体が引っ付けられたその姿はとても見ていられるものでなかった。ヒナは下手には動けない状況で窓に向かって飛び出す。
彼女には羽がある。飛ぼうと思えば飛べる。数日前かなりの深傷を負ったがそれでも不可能ではない。7階ほどの高さはあるが躊躇わず窓を飛び出し羽根を広げようとする。
プチッ
ヒナ「っ…え…」
先程の怪物は獲物を逃すほど甘くないのか。そもそもソレの持つイオリの足。イオリだってゲヘナの中なら上位の戦力だ。足を失ったとは言え死んだかは定かではないとは言え、そんな怪物に今彼女は
紫に光るその翼の片方を奪われたのだ。
頭に声を出す間もなくその小さな身体は徐々にスピードを上げ地面が近づく。なるべく柔らかい地形に追突すれば可能性はあるかもしれない。そう考える暇なく
彼女は地面に墜落した。
ー元子ウサギ公園ー
サキ「クソッッ!!一体何がどうなっているんだ!!」
生徒会に連絡を繋げようとするも応答なく携帯を地面に叩きつける。
モエ「..あの連邦生徒会がこの事態を何も知らなかったとは考えられない。何かしらの陰謀はあるはずだけど?」
モエの考察に一同に一瞬の沈黙が流れる。リーダーでもあるミヤコが冷静に、即座に告げる。
ミヤコ「それなら生徒会本部に乗り込みましょう。既にもぬけの殻状態だとは予測出来ますが..情報が無いわけではないでしょう。ミユ、そこの観測地点から本部は見えますか?」
ミユ「う、うん…確かに…っ!今何か人影が…!」
サキ「生徒会の連中か!?」
一同が様々会話を続ける中突如全員のスマホから緊急速報音がなる。
モエ「うわっ!?ビックリした..ってこれ映ってるの…生徒会長代理!?」
サキ「よく見るんだ..周囲の状況に気を付けながら。」
動画を再生する。
キヴォトス非常災害、兼政権放送
映像は反勢力、また未知の存在に対応出来なくなった際自動的に放送される放送です。本映像は権利を持つ者により放送されます。
行動指針 市民の皆様は直ちに屋内へ避難してください。周囲に建物のない方は伏せてください。
サキ「….今更避難警報..?何故今」
ミヤコ「サキ、静かに。」
これより総学生会修正行政官の演説を開始致します。市民の皆様は深くお聞きください。
ザザッ
?「ー、ーー。ーーーーーーーーー。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
以上で演説を終了致します。
モエ「…は…?」
何が映ったのか何を言っていたのか何も分からない。混乱する間に
訂正のお知らせ
午後8時から数分間、誤った警報が流れていたことを深くお詫び申し上げます。市民の皆様は今すぐに避難場所から離脱をしてください。
ミヤコ「…?」
モエ「何かおかし」
明日からも活気に満ち溢れた生活をお送り出来るよう皆様のご活躍をキたいしております。
動画はここで途切れてい
る。
報告
空崎ヒナ 某病院にて目が覚めるが違和感に気づく。立て続けに襲う謎の違和感に気付いた頃には目の前に同じく風紀委員であった銀鏡イオリの肉体の一部を持つ怪物と遭遇。武器も無いため対抗できず窓からの離脱を試みる。しかしその怪物に一方の羽を千切られ落下。勢いを完全に殺さないまま(規制)に墜落。生存の確率は極めて低いとされる。
生徒会役員
由良木モモカ (削除)
不知火カヤ(処刑)
扇喜アオイ(行方不明)
岩櫃アユム(代理補佐)
七神リン(各地移動中)
以上一名+五
コメント
16件
うえーっ、なんか文章にも異常が出てきてて怖いよ。 こうして見てみるとこの小説の生徒たちって、原作と比べて異常に耐久力が低いというか...それとも異形が一体一体が空間切断できるレベルで強すぎるのか...期待だね
モモカが削除か、なにがあったんだ?カヤさんは処刑されたんだ…容赦ねぇや イオリさん死んじまってたのか
アナログホラー大好きなんだけど..文にすると不気味さ伝わらねぇ