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神だ… 私も間近でユンギの笑顔みたい笑
天才超えて 神だね
🐭「僕はみんゆんぎと申します」
🐻「ぼ、僕はきむてひょんです」
🐭「てひょんくん、よろしくね。ニコッ」
🐻「はい…」
笑うと歯茎が見えてとても可愛らしく見える。見た目的にも若そうだけど一体何歳なんだろう…
🐭「その〜」
🐭「てひょんくんは気管支喘息を患っているんだよね?」
🐻「はい、そうです」
🐭「きっと大変なことばかりだよね」
🐭「僕がこれからはてひょんくんのこと見ていくから」
🐭「一緒に乗り越えていこうね、ニコッ」
🐻「はい!」
担当医が変わると聞いて正直心配な部分があったけど、とても良さそうな先生で僕は安心した。
🐭「じゃあ僕はこれで失礼します」
🐭「てひょんくん、いい夢見るんだよ」
そう言うと、みんゆんぎ先生は早々と去っていった。
👤「私もこれで失礼するね」
👤「おやすみなさい、てひょんくん」
🐻「はい!」
ガラガラ🚪
再び部屋に静寂が訪れる。
昔から寂しがり屋な一面がある僕にとって病院の個室は大嫌いな存在だった。
そんな僕を笑顔にさせてくれたのが以前の担当医そぬ先生だったのだ。
🐻「1人怖いなぁ…(ボソッ)」
僕の親は共働きで忙しかったため、僕は幼少期の頃、親と遊んだ記憶がほとんどない。
親と会うとすれば僕が病院に行く時やお見舞いの時、学校の参観日など。そのため、ご飯の支度や洗濯など家事のことは基本的に4つ離れている兄がしてくれていた。
しかし年の差があるため学年も違えば、話もあまり合わない。兄がバイトを始めたり彼女が出来たりすれば尚更僕は一人ぼっち。
僕は一人で部屋にこもってゲームをすることが日常茶飯事だった。
ゲームで寂しい気持ちを紛らわせていた僕は、こうやって1人何も無い環境にいるととても寂しくなってしまう。
🐻「携帯どこにやったっけ…」
点滴を打っているため下手に動けない僕。携帯さえ見つかれば僕はこの寂しい気持ちを紛らわせれるというのに…
🐻「思い出せ思い出せ…」
僕が一生懸命考えていると、、
コンコン
🐻「はーい、どうぞ~」
ガラガラ🚪
🐭「さっきぶりだね」
なんとみんゆんぎ先生がまたやってきたのだ。
🐻「ど、どうして戻ってきたんですか?」
🐭「ごめん、邪魔だったかな?ㅎㅎ」
🐻「じゃ、邪魔とかじゃないです、!」
🐻「どうしたのかなと思いまして…」
🐭「どうやらてひょんくん、病室で一人でいるのが嫌なんだって?」
🐻「どうしてそれを!?」
この人何者…!?ついさっきが初対面なのに僕のことをよく知ってるだなんて…!
🐭「ん~まぁ医者として患者さんのこと知ってて当然だからかな?ㅎㅎ」
🐻「えぇ…医者ってすごいですね…」
🐭「そう思ってくれて嬉しいよ」
🐭「まぁ本当のことを言うと、そぬ先生が僕に教えてくれただけなんだけどね」
🐻「え、そぬ先生が、?」
🐭「うん」
🐭「てひょんくんは病室で1人でいるのが寂しいって思ってるから、なるべくそばに居てあげて欲しいって」
🐻「そ、そうだったんですね…」
もう先生に会えないのかな。どうしてあんなに優しい先生がガンになってしまったのだろうか。世の中に存在する病気が全て憎く思えた。
🐭「今から何する?お話?それともゲーム?」
🐻「な、何しましょうか…」
🐭「そういえばまだお互いのこと知らないよね」
🐭「質問でもし合う?」
🐻「はい!」
みんゆんぎ先生のことを知れるチャンス!
それにしても先生、近くで見ると綺麗な顔してるな~
🐭「じゃあ先どうぞ」
🐻「僕ですか…うーん」
🐻「あ、先生は何歳ですか?」
🐭「ん~何歳に見える?ㅎㅎ」
🐻「そうですね…24歳とかですかね?」
🐭「違うよ」
🐭「僕は26歳」
🐻「えぇ!見えない!」
🐭「ほんとかな~ㅋㅋ」
🐻「ほんとです!!」
🐭「ありがとうㅎㅎ」
僕と年齢近いと思っていたのに…((
若くして医者だなんてカッコイイなぁ…僕は密かにそう感じた。
🐭「じゃあ次僕ね」
🐻「はい」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
🐭「へぇ~そうなんだねㅋㅋㅋ」
🐻「そうなんですよ~ㅋㅋ」
他愛もない話ばかりした。どうやって医師になったのか、趣味は何か、好きな食べ物は何か…そんな話をひたすら先生と僕は話した。
🐭「そろそろ僕行かないと」
🐻「そうですか、残念です…」
明らかに僕が悲しむ態度を取った時
🐭「また明日も話そう、ヨシヨシ」
🐭「先生、てひょんくんとお話出来て楽しかったよ」
そんな言葉をかけてくれた上に頭を撫でてもらった。とても良い先生だと感じ、僕は益々みんゆんぎ先生のことが好印象になった。
🐻「明日も絶対来てくれますか~?」
🐭「もちろん」
🐻「じゃあ僕待ってます!!」
🐭「うん、ニコッ」
先生が笑うと、とても可愛らしいお顔になる。
その顔が僕は既に大好きになっていた。
🐭「じゃあまた明日ね」
🐻「はい!」
🐭「おやすみ」
🐻「おやすみなさい!」
ガラガラ🚪
🐻「先生めっちゃ良い人で良かった~!」
これからもう寂しい思いをしなくて済みそう。
幸福感に満ちながら僕はそっと目を閉じ眠りについたのだった。
♡→200