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第3章:取り立てと代償
身体が、ベッドに縛りつけられていた。
足首と手首を縄で縛られ、開かされた状態で天井を仰ぐ。
寒いのに、なぜか汗がにじむ。恐怖と――もう一つ、分からない熱のせい。
「……なぁ、マジでやめろって」
「チャンス。昨日、出しきってない。今日もお前を抱かないと、俺は壊れる」
そんな都合のいい理屈があるか。
けど――
「……お前、頭おかしいよ」
「そうだな。お前のせいだ」
マフィオソは、ゆっくりと俺の脚の間に顔を埋めた。
吐息が触れた瞬間、ピクリと下腹が跳ねる。
「ここ、もう俺の指覚えてるな」
「っ……黙れ……ッ」
指が、もう濡れはじめていた入り口に押し込まれる。
ゆっくりと、けれど執拗に、ぐりぐりと中を押し広げていく。
「は、っ……く……ッ、っ……あ、あ……!」
「そうやって、いやらしい声出して……お前、ほんとに“嫌”なのか?」
「だまれ……ッッ!!」
羞恥と怒りで顔が熱い。でも、下半身はもう別のことを訴えていた。
中が、勝手に指を締めつけている。
「可愛い。……まだ足りないな」
2本目の指が無理やり押し込まれた。
俺は背中を仰け反らせ、ベッドに軋む音を響かせる。
「っっっ、ぐ……ぁ……!!」
「なあチャンス。わかってるか? これから毎日、ここで俺が……お前の全部を育てる」
「っ……やめ……やめてくれって、言ってんのに……ッ」
「じゃあ……“助けて”って言ってみろ」
「……は?」
「ここで、“誰か助けてください”って叫んでみろよ」
マフィオソの目が、微笑むように細められる。
その奥には、恐ろしいほどの独占欲が燃えていた。
「叫んでも誰も来ない。でも、俺は聞いてる。俺だけは、お前の声を聞いてる」
「っっ……くそ……っ」
目頭が熱くなる。
こんな状況なのに、俺は――
「もう挿れるぞ。今日の分だ」
怒鳴る間もなく、太く熱いモノが、ずぶりと入ってくる。
「あ゛あああッッ!!!」
中が裂けそうだ。だけど、身体がもう拒絶できない。
昨日より、ずっと深く、太く、奥まで届いてしまっている。
「やっぱり、お前の中が一番落ち着く」
「や……ぁっ、あっ、あああっ……!」
突かれるたび、快楽が電流のように神経を駆け上がっていく。
痛みもあるのに――なぜか涙と共に、喘ぎが漏れる。
「お前さえいれば、他に何もいらない」
「くっ……あっ、あ、イッ……く、くる……ッッ!!」
縛られたまま、俺は再び絶頂した。
身体の芯から抜かれるような快感に、息が止まりそうになる。
「可愛いよ……愛してる」
「黙れよ……! クソッ……こんなの、愛じゃ……っ」
「違う。これは俺の全てだ」
そのまま、マフィオソも俺の中で果てた。
温かく重いモノが、奥に流し込まれていく。
俺はベッドに横たわったまま、泣いていた。
悔しいのか、嬉しいのか、それすら分からない。
「チャンス。お前にはもう、俺しかいない」
「……ちが……う」
「違わない。誰にも渡さない」
「……じゃあ、せめて……名前、呼ぶなよ……」
「それも、お前が俺のものになってから考える」
――ここは檻だ。
俺はマフィオソのペットになった。
でも一番怖いのは――それを少しだけ、受け入れてしまった自分だった。