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宮舘side
また別の日、音楽番組の収録であの女が所属してるアイドルグループに会った。
あの女っていうのは、辰哉にずっとくっついてた人ね。笑
んで、今日もまた…
『あ、深澤さぁ〜ん!♡』
深「あれ、君誰だっけ❓わら」
『ええっ、忘れるなんて酷ぉ〜い!』
『桜木苺愛(サクラギ メア)ですっ!』
深「あ〜…めあちゃん、❓わら」
『ここでまた逢えるなんて…運命かもっ♡』
あの女、本当に吐き気がするくらい猫撫で声で話す…
辰哉に近づかないでよ、俺の辰哉なのに…
『あ、良い機会なんで連絡先交換しません?♡』
深「あ〜それはちょっと…わら」
『え〜良いじゃないですかぁ、だめっ?♡』
岩「おいふっか、収録!」
深「あ、やべっ、もう行かないと、わら」
深「後でいくらでも話してあげるから❗️わら」
そうやって言うのに、顔はいつも通りにやにやしてどこか嬉しそう。
あ〜もうイライラする。
…いや、こんなの俺らしくない。収録に集中しないと。
〜収録後。
深「めあちゃ〜ん❗️やっほぉ❗️」
『あっ、辰哉くん〜♡』
『パフォーマンス見たよ!すっごく格好良かった〜♡』
深「え〜マジ❓わら」
深「めあちゃんもめっちゃかぁいかった❗️」
『ほんと?すごい嬉しい〜♡』
『これでちょっとはめあのこと好きになってくれた?笑』
深「まだ好きとかではないけど、可愛いな〜とは思ったよ❓わら」
『きゃ〜っ♡辰哉くん格好良いっ…♡』
…っくそ、マジで何なのあの2人。
あいつはいつの間にか名前で呼んでるし、辰哉もあいつに気を許し始めてるし…
『あ、それで…今度のごはんどこにする?』
え、ごはんの約束?急に?
深「俺めっちゃおすすめのラーメン屋さんあるんだけどさ〜❓そこ連れてってもいい❓わら」
『わ、めあもラーメンだぁい好きっ♡』
深「お、良かった〜❗️じゃあ予約しとくね❓わら」
流石にこれは放っておけない。
宮「ねぇ、辰哉?」
深「あ、涼太じゃん❗️どったの〜❓」
宮「そのラーメン屋さん、俺も行っちゃだめ?」
深「涼太も❓俺は全然良いけど…」
『ええっ!せっかく辰哉くんと2人っきりのデートなのにぃ…』
宮「というか、デートって何ですか?」
『貴方に関係あります?♡』
『辰哉くんの恋人でも何でもないただのメンバーの貴方に…♡』
宮「っ…それは、」
俺はここでこんなことを言われて、すぐに言い返せるような強い心なんか持ち合わせていない。
深「え、それはちょっとめあさん言い過ぎじゃない、❓わら」
『良いんです!それにメンバーなんだからいつでもご飯行けるでしょ?ふふっ、笑』
深「なら涼太今度ご飯行こ❓俺と2人で、わら」
宮「…別に良いし。じゃあお先。」
深「あ、ちょっと涼太ぁ…❗️」
…あんな浮気野郎知らね。
好きなだけあのぶりっ子女といちゃいちゃしてろ。
目「あ、舘さん…」
宮舘が支度を終えて楽屋を出たそのすぐ後、目黒が宮舘の後を追いかけて行った。
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